発音記号(IPA)早見表|sunaoblog

マナブ
マナブ

記事に出てくる /æ/ とか /kʌmɪn/ って記号、何のことか分からなくて止まっちゃいます…

すなお
すなお

このページがその「辞書」になるよ。記事を読んでて分からない記号が出てきたら、ここに戻ってチェックすればOK。一気に覚えなくていい。出てきたものから少しずつ慣れていこう。

このページの使い方

sunaoblog の記事では、発音表記を 英語の発音記号(IPA)で書いています。アメリカ英語ベースです。

  • カタカナはあくまで参考。本当の音は IPA から読み取る
  • 一気に全部覚えなくてOK、出てきたものから少しずつ
  • 分からない記号が出てきたらこのページをブックマークして見返す

母音

短母音 5つ + よく出る2つ

/æ/
cat, apple
エの口のまま、ゆっくり「ア」へ開く
/ɪ/
sit, hit
エの口のまま「イ」を出す(脱力)
/ʌ/
cup, run
口の力を抜いて、喉から強めに「ア」を出す(aboutと同じ口の形で強く)
/e/
pen, bed
日本語の「エ」をはっきり、喉の奥から出す
/ɑː/
hot, all, father
「オ」と「ア」の中間。顎を下に落として「ア」
/ʊ/
book, put
短い「ウ」。唇は丸めず、喉の奥から出す感じ
/ə/
about, sofa
力を抜いた曖昧な「ア」。口は動かさず、喉の奥から弱く(強く出すと cup の音)
短母音7つの口の形
左から /æ/ cat / /ɪ/ sit / /ʌ/ cup / /e/ pen / /ɑː/ hot / /ʊ/ book / /ə/ about

長母音

/iː/
see, eat
口を横に強く引いて「イー」。日本語の「イ」を長くしたイメージ
/uː/
food, blue
唇を尖らせて「ウー」と長く伸ばす
/ɝː/
bird, turn
シュワに R の色がついた音。舌先を軽く内側に丸めて「アー」

📝 アメリカ英語では /ɔː/(more, store の母音部分)は単体では出ず、必ず r と組み合わせて /ɔːr/ として登場します。

iː see と uː food
左:/iː/ see(口を横に強く引く長い「イー」)/ 右:/uː/ food(唇を強く丸めて押し出す「ウー」)
ɝː bird, turn 横から(断面図)
/ɝː/ bird, turn — 舌が中で盛り上がって奥に巻く「アー」(rの色)
※ 画像内では /ɜː/ 表記ですが UK 表記。当ブログは US の /ɝː/ で統一(同じ音)

二重母音

/eɪ/
day, make
エの口から、ゆっくり「ィ」へ
/aɪ/
time, my
アの口から、ゆっくり「ィ」へ
/ɔɪ/
boy, oil
「ア」に近い「オ」から、ゆっくり「ィ」へ
/aʊ/
now, out
アの口から、ゆっくり「ゥ」へ
/oʊ/
go, home
「オ」から、ウの口へ

R + 母音(R の音色)

R は単体ではなく母音と組み合わせて使うことが多い。よく出る組み合わせ:

/ɑːr/
car, bar
「アー」を出しながら、舌を後ろに巻き上げる
/ɪr/
here, ear, beer
「ɪ」の発音から、舌の先でお椀を作るイメージで発音
/er/
bear, air
「エ」を出してから、舌先を丸めて R 色
/ɝː/
bird, nerd
シュワに R がついた音(強形)。舌先を軽く内側に丸める
/ɚ/
manner, teacher
シュワに R がついた音(弱形・アクセントなし)

子音

カタカナ英語が崩れる「つまずきポイント」

子音は基本的にカタカナと一致するので、特に気をつけたい音だけ。テーマごとに分けて見ていきます。

① th — 舌を歯で軽く挟む

/θ/
thank, think
舌先を上下の歯で軽く挟んで、息だけ出す(声は出さない)
/ð/
this, mother
/θ/と同じ位置のまま、声を出して「ウ”」
thの口の形
舌を上下の歯で軽く挟む。息だけなら /θ/、声も出すと /ð/

② r と l — 舌の位置で別物

/r/
right, rice
※語頭の R:「ゥ」を一瞬挟んでから次の音へ。ウの口から始める
/l/
light, lice
舌先を歯茎の盛り上がりに押し当てる(語末の l は触れず「ゥ」っぽく)
rとlの舌の位置
左:/r/(舌は宙に浮いて何も触らない/語頭の r はウの口から始めると◎)/ 右:/l/(舌先を歯茎の盛り上がりに押し当てる(語末の l は触れず「ゥ」っぽく))

③ v と b — 唇の使い方が逆

/v/
very, voice
上の前歯で下唇を軽く挟むように当てて、声を出して「ヴー」
/b/
berry, boy
唇を閉じて空気を溜め、パッと開いて「ブッ」
vとbの口の形
左:/v/上の前歯で下唇を軽く挟むように当てて、声を出して「ヴー」)/ 右:/b/唇を閉じて空気を溜め、パッと開いて「ブッ」)

④ シ・シュ系の音 — 摩擦&破擦

/ʃ/
shoe, fish
「静かに!」のときの「シーッ」と同じ感じ
/ʒ/
measure, vision
/ʃ/ に声を加えた音。「ジーッと見る」の
/tʃ/
church, watch
舌先で上顎を「チッ」と弾く
/dʒ/
judge, jump
/tʃ/ に声を加えた音。「ジュッ」と短く
シ・シュ系の音 4つの断面図
左から順に:/ʃ/ shoe(無声・息だけ)/ /ʒ/ measure(同じ口で声を出す)/ /tʃ/ church(一度止めてから「シュ」と出す)/ /dʒ/ judge(同じく止めてから声を出す)

⑤ その他 — 鼻音・半母音

/ŋ/
sing, song
「シング」と日本語で言って、最後の「ゥ」を抜いた音
/j/
yes, you
「ヤ・ユ・ヨ」の母音部分を除いて、出だしの音だけ短く出す
/w/
wet, water
唇を強くウの形に丸めて、そこから一気に開く
鼻音と半母音3つの断面図
左から順に:/ŋ/ sing(舌の奥が口蓋を塞ぎ、息が鼻に抜ける)/ /j/ yes(舌が高く前へ。ヤユヨの母音を抜く)/ /w/ wet(唇を強く丸めて押し出す)

長音記号「ː」について

母音の後ろにつく「ː」は長音記号。同じ音を長く伸ばすという意味。

例:hot /hɑːt/ は「ハー(長く)ット」、see /siː/ は「シー」

カタカナ英語との一番大きな違い

日本語のアイウエオ(5つ)に対して、英語の母音は15個以上。だから「カタカナで書ける英語=伝わる英語」ではないんです。

IPA を見ながら音を区別していくと、「あ、cat と cut は完全に別の音だ」と気づけるようになります。これが第一歩。

もっと深く知りたい人へ

個別の音を深掘りしたい方は、各テーマ記事へ:

マナブ
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これがあれば、記事を読んでて分からない記号が出てきても安心ですね!

すなお
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そう。分からなくなったらここに戻ってくる、って感じで活用してね。出てきた音から少しずつ覚えていけば、必ず読めるようになるよ。