「外国人のお客様が来店。オーダーを取らなきゃいけないのに、最初のひとことが出てこない——」カフェや飲食店で働いていると、そんな場面が増えていませんか?

俺、カフェでバイトしてるんだけど、外国人のお客さんが来ると頭が真っ白になるんだよな…。そもそも「いらっしゃいませ」って英語でなんて言うんだ?

接客の英語は、実はかなり簡単なんだ。会話の流れが毎回ほぼ同じだから、台本が決まってる演劇みたいなもの。流れの順にフレーズを覚えれば、ほとんどの場面は乗り切れるよ。
この記事では、カフェ・飲食店の接客で使う英語55フレーズを、接客の流れの順(お出迎え→ご注文→確認→お会計→お見送り)に整理して紹介します。フレーズは動画「カフェ接客英語フレーズ55選」と同じものなので、記事で流れと使い方をつかんで、動画で発音とやりとりの空気を確認するのがおすすめです。
💡 接客英語は「台本が決まってる演劇」
お客様との会話は「出迎える→注文を聞く→確認する→会計する→見送る」と、順番がほぼ毎回同じ。だから丸暗記の運任せではなく、流れの順に覚えるのが一番の近道です。この記事の8つの場面を順にどうぞ。

① お出迎え
最初のひとことは、あいさつだけで大丈夫です。
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| Hello. | こんにちは |
| Welcome to 〇〇. | 〇〇へようこそ |
| How can I help you today? | 今日はいかがなさいますか? |
💡 「いらっしゃいませ」=May I help you? ではない
学校では「May I help you?=いらっしゃいませ」と習いますが、これは「何かお探しですか?」と返事を求める質問。日本語の「いらっしゃいませ」はただの挨拶なので、英語なら Hello! がいちばん近いんです。第一声は Hello で十分。Welcome を使うなら Welcome to 〇〇(店名)と店名までセットで。
② ご注文を伺う
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| What would you like to order? | ご注文は何になさいますか? |
| Are you ready to order? | ご注文の準備はできていますか? |
| What can I get you? | 注文は何にしますか?(カジュアルな言い方) |
| Do you need more time? | もう少しお時間が必要ですか? |
💡 丁寧さで使い分ける
・落ち着いたお店 → What would you like to order?(丁寧)
・気さくなカフェ → What can I get you?(カジュアル)
お客様が迷っていたら Do you need more time? で一呼吸置いてあげましょう。
③ カスタム・ご注文の確認
カフェの注文は確認の連続。数は多く見えますが、よく出る型をおさえると、覚える数はぐっと減ります。
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| Hot or iced? | ホットですか?アイスですか? |
| What size would you like? | サイズはどうされますか? |
| Any milk or sugar? | ミルクや砂糖は必要ですか? |
| Any extra toppings? | トッピングはいかがですか? |
| With cream or without? | ホイップクリームありですか?なしですか? |
| For here or to go? | 店内ご利用ですか?お持ち帰りですか? |
| Anything else? | 他にご注文はございますか? |
| Is that all? | ご注文は以上でよろしいですか? |
| Would you like dessert? | デザートはいかがですか? |
| Would you like a tray? | トレイはご希望ですか? |
| Would you like a bag? | 袋はご希望ですか? |
| Do you need a straw? | ストローは必要ですか? |
| Can I get your name? | お名前をお伺いしてもよろしいですか? |
🔑 とくによく出る3つの型
① A or B?(二択で聞く)
Hot or iced? / For here or to go? / With cream or without?
② Would you like 〜? / Do you need 〜?(すすめる・確認する)
a tray? / a bag? / a straw? / dessert?
③ Anything else? / Is that all?(他にないか聞く)
追加を促すのが Anything else?、「もう終わりですよね?」と締めるのが Is that all?
この3つを覚えておけば、中身を入れ替えるだけで何度でも使えます。
💡 今日これだけは覚えて|For here or to go?
「店内で? お持ち帰り?」の定番中の定番。これだけは絶対に覚えてください。日本語から訳そうとせず、この形ごと。
お客様の答えも For here, please. / To go, please. とシンプルです。
📎 気になる人向け|any と iced のこまかい話
Any milk or sugar? の any:ミルクや砂糖を「いくつ使うか」はお客様次第で数が読めませんよね。英語では数が予想できないものを質問するとき any をつけます(Do you have any questions? と同じ仕組み)。
Hot or iced? の iced:「冷やされた」という形です。hot の反対は cold ですが、飲み物では iced をよく使います(cold でも通じます)。
④ あいづち・ひとこと添える
注文を受けたときのリアクションです。決まり文句の間にひとことを挟めると、接客が一気に温かくなります。
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| Sure. | いいですよ。/ もちろんです。 |
| Got it. | 了解です。/ 分かりました。 |
| Good choice! | いいチョイスですね! |
| That’s how I have it too. | 私もいつもそうしてます |
| I like it too. | 私もそれ好きです |
| Let me check for you. | 確認いたしますね。 |
🔑 Good choice! のひとことが、接客を変える
「サイズは? ホットかアイスか? はい、OK」と事務的に進めるより、「あ、それ僕もよく飲むんですよ(That’s how I have it too.)」のひとことがあるだけで、お客様との距離がぐっと縮まります。決まり文句の合間に雑談をひとつ。これがこれからの接客英語で一番の差になります。

Good choice! いいね! 今度使ってみるぜ。決まり文句だけじゃなくて、こういうひとことが言えると常連さんも増えそうだよな。
⑤ ご案内(席・お手洗い・営業時間)
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| This way, please. | こちらへどうぞ。 |
| Right this way. | こちらになります。 |
| Please follow me. | 私についてきてください。 |
| The restroom is over there. | お手洗いはあちらです |
| We’re full at the moment. | 現在満席となっております |
| We open at 10 a.m. | 当店は午前10時に開店します |
| Sorry, we’re closing soon. | 申し訳ありません、まもなく閉店です |
💡 この場面のポイント2つ
・お手洗いは toilet ではなく restroom(bathroom でもOK)
・We’re closing soon. が -ing なのは「近い未来」だから。「いま閉店に向かっています」という切迫感が出ます。あと10分で閉店なら We’re closing in 10 minutes.
📎 気になる人向け|お店の「CLOSE」の看板、実は間違い?
日本のお店でよく見る「CLOSE」の札。実は正しくは CLOSED(閉まっています)です。close は「閉める」という動きの言葉なので、「CLOSE!」と書くと「閉めろ!」という指示に見えてしまうんです。OPEN には「開いている」という意味もあるのでそのままでOK。海外からのお客様は「CLOSE」の看板にちょっと違和感を覚えているかも…?
⑥ お待たせするとき・お詫び
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| Just a moment, please. | 少々お待ちください。 |
| Sorry to keep you waiting. | お待たせしました。 |
| It might take a while. | 少しお時間をいただくかもしれません。 |
| We’re out of that today. | 本日はそれ売り切れです。 |
| It’ll be ready soon. | もうすぐご用意できます。 |
| It’s coming right up. | すぐにお持ちしますね。 |
🔑 Sorry to keep you waiting.=「待たせた状態をキープしてごめんね」
keep you waiting は「あなたを待っている状態に保つ」という組み立て。だから申し訳ない気持ちがしっかり伝わる「お待たせしました」になります。
⑦ お会計
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| That’ll be 450 yen, please. | お会計450円になります |
| Your total is 900 yen. | 合計で900円になります |
| Cash or card? | 現金ですか?カードですか? |
| Please insert your card. | カードを差し込んでください |
| Please tap here. | こちらにタッチしてください |
| Would you like a receipt? | レシートはご利用ですか? |
🔑 That’ll be 〜 は、正しい形のまま覚える
That’ll be は That will be の短縮形。実際の会話ではぐっと縮めて発音されるので聞き取りにくいのですが、「音」で丸暗記せず、正しい形で覚えておくのが大事です。形を知っていれば、少し違う言い方をされても対応できます(That’ll be fine. なども同じ形)。実際の音は動画で確認してみてください。
💡 レジまわりで、もう3つ
・カードの支払いで「タッチ」と言うのは日本独特。英語は tap を使って Please tap here.
・receipt /rɪˈsiːt/ はスペルに p がありますが発音しません
・現金のみのお店なら We only accept cash. Is that OK?(現金のみですが大丈夫ですか?)
⑧ お渡し・お見送り
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| Here you go. | どうぞ(カジュアル) |
| Here you are. | どうぞ(丁寧) |
| Here’s your café latte. | こちらカフェラテです。 |
| Enjoy! | お楽しみください! |
| Enjoy your café latte. | カフェラテをお楽しみください |
| Can I clear this for you? | こちらをお下げしてもよろしいですか? |
| Can I take this away? | これお下げしてもいいですか? |
| Have a good one. | 良い一日を!(カジュアル) |
| Have a good day. | 良い一日を!(丁寧) |
| Thank you for coming. | ご来店ありがとうございました。 |
お渡しとお見送りは、カジュアル⇄丁寧のペアで覚えると迷いません。
| カジュアル | 丁寧 |
|---|---|
| Here you go. | Here you are. |
| Have a good one. | Have a good day. |
🔑 Have a good one! と言われたら、なんて返す?
Thank you! You too.(ありがとう、あなたもね)でバッチリです。お客様から先に言われることも多いので、この返しを用意しておくと安心。
🔑 Can I 〜? は「してもいいですか」の万能型
お客様に許可をもらう場面は、この型でだいたいカバーできます。
・Can I get your name?(お名前を伺えますか)
・Can I clear this for you?(お下げしてもよろしいですか)
・Can I take this away?(これ下げてもいいですか)
ちなみに remove(取り除く)は硬くビジネスっぽい響きなので、接客では使いません。
実践練習|覚えたら「ロールプレイ」してみよう
フレーズを覚えたら、店員役とお客さん役に分かれて通し練習をするのが一番効きます。

じゃあ僕がお客さん役やりますよ! …あれ、注文する側の英語も意外と出てこないな…。
練習相手がいなければ、ChatGPTなどのAIにお客さん役を頼むのもおすすめです。「カフェの客のふりをして英語で注文してください」とお願いすれば、何度でも付き合ってくれます。学んだフレーズは、口から出してこそ本番で出てきます。
まとめ|流れで覚えれば、接客英語は怖くない
・接客の会話は毎回ほぼ同じ流れ=台本が決まってる演劇
・「お出迎え→ご注文→確認→お会計→お見送り」の8場面の順に覚える
・最重要は For here or to go?(店内?持ち帰り?)
・Good choice! のひとことで、接客がもっと温かくなる

まずは自分のお店でよく起きる場面から、2〜3フレーズずつでいいよ。声に出して練習して、次の外国人のお客様に1つ使ってみて。「通じた!」の体験が、一番の自信になるから。
フレーズの発音と実際のやりとりの空気は、動画で確認できます。記事とセットでどうぞ。
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