不定詞と動名詞の違い完全ガイド|to doとdoingをイメージで

英文法

こんにちは、すなおです!

「ここ、to do だっけ? doing だっけ?」――会話のたびに、不定詞と動名詞で手が止まっていませんか?

  • ✅ enjoy to play? enjoy playing? 毎回どっちが正しいか迷う
  • ✅ want to go は言えるのに、stop to と stop -ing の違いが曖昧
  • ✅ used to do と be used to -ing、似てるのに毎回どっちか分からなくなる
  • ✅ テストでは選べたのに、会話だとパッと出てこない

これ、文法を一通りやった人ほどハマる沼です。でも安心してください。あなたの理解が足りないわけじゃありません。

原因はシンプルで、不定詞と動名詞を「動詞ごとに丸暗記」で教わるから。覚える量が多すぎて、いつまでも会話でパッと出ないんです。でも実は、たった1つのコアイメージで9割は判断できます。

そこで今回は、to do と doing の違いを「1枚のイメージ」で整理し、迷いやすい動詞・超頻出イディオム・有名な罠(used to / be used to)まで、初心者がつまずかない順番で全部説明します!

マナブ
マナブ

to do なのか doing なのか、会話のたびにここで止まっちゃうんです…

すなお
すなお

それ、めちゃくちゃ多い悩み!でもね、to=「これから向かう矢印」/-ing=「動きをモノとして取り出す」っていう1個のコアイメージさえ掴めば、丸暗記しなくても感覚で選べるようになるよ。

この記事を読み終わるころには、もう「to か ing か」で固まらず、イメージでスッと選べるようになります。

そもそも不定詞・動名詞って?(30秒で)

どちらも動詞を「〜すること」という意味に変える形です。

  • 不定詞(to do)to + 動詞の原形to playプレーすること
  • 動名詞(doing)動詞 + ingplayingプレーすること

「〜すること」という意味はほぼ同じ。だから「どっちを使えばいいの?」と迷うわけです。この記事では、その「〜すること」同士の使い分けに絞って解説します。

※ この記事では、動名詞とぶつかる「〜すること」の不定詞だけを扱います(a book to readI came to study などの用法は別記事で)。

たった1つのコアイメージで9割解決|to=これから向かう矢印/-ing=動きをモノとして取り出す

不定詞と動名詞、この1枚で覚えてください。

to do(これから向かう矢印)と doing(動きをモノとして取り出す)のコアイメージ図

💡 Point!

to do は、do することに気持ちが向いている――頭の中で“これから”へ向かう矢印のイメージ。doing は、その「動き」をひとつのモノゴトとして取り出すイメージです。

※ 上記は著書『3秒英作文』からの引用です(Amazonで見る

💡 なぜ to が「これから」?

to はもともと「→(〜の方へ)」という方向の前置詞。だから to do は「これからその動作へ向かう」感覚になります(go to school と同じ)。

例えば want to go(行きたい)はこれからの話だから to。enjoy going(行くのを楽しむ)はその動きをモノとして取り出すから -ing。このイメージが、これから紹介する全ルールの土台になります。

マナブ
マナブ

to=これから向かう矢印、-ing=動きをモノとして取り出す…!この1枚で考えればいいのか。ちょっと分かってきました!

全体マップ|迷う動詞は3パターン

では、いま掴んだコアイメージを実際の動詞にあてはめていきましょう。迷う動詞は、大きく3パターンだけ。まずは全体像をつかんでから、1つずつ見ていきます。

動詞で決まる
to系(want / hope / decide…)と -ing系(enjoy / finish / avoid…)
どっちもOK・ほぼ同じ
like / love / hate / start / begin / continue
意味が変わる
remember / forget / stop / try / regret

+ 仕上げに押さえる2つ

  • 動名詞イディオム&前置詞の後は -ing(look forward to -ing など)
  • used to do(昔よく〜した)/be used to -ing(〜に慣れている)の罠

パターン①:動詞で決まる(want to/enjoy -ing)

まずは「動詞によってどっちか決まっている」グループ。コアイメージ通りに分かれます。

動詞で to か -ing か決まっている|to+動詞(want/hope/decide)と 動詞+ing(enjoy/finish/avoid)の仕分け

to を取る動詞(これから向かう動作)

want / hope / decide / plan / promise / need / would like / agree / refuse / expect / offer / learn など。「これからすること」を望む・決める動詞です。

  • I want to go home.(家に帰りたいよ
  • She decided to study abroad.(彼女は留学することに決めたんだ
  • I promise to call you.(君に電話すると約束するよ

-ing を取る動詞(動きをモノとして取り出す)

enjoy / finish / avoid / mind / keep / give up / practice / suggest / consider / admit / miss など。後ろは -ing が続きます。コアイメージ通り、動作を「ひとつのモノ」として扱うグループ(enjoy cooking =「料理すること」を楽しむ)。

  • I enjoy cooking.(料理を楽しむよ
  • He finished writing the report.(彼はレポートを書き終えたよ
  • Would you mind opening the window?(窓を開けてもらえますか?
コン太
コン太

あー、enjoy・finish・avoid は「〜すること」をひとつのモノとして扱うから -ing なのか!俺ずっと to 付けてたわ…

パターン②:どっちもOK・ほぼ同じ(like/start…)

like / love / hate / prefer / start / begin / continue など。これらは to でも -ing でもOKで、意味もほぼ同じ。理由は気にせず「どっちでも通じる」くらいの気持ちで大丈夫です。

like / start などは to でも -ing でもどっちもOK(I like to cook = I like cooking)
  • I like to cook. ≒ I like cooking.(料理が好きなんだ
  • It started to rain. ≒ It started raining.(雨が降り出したね

基本は気にしなくてOK。でも気になる人向けに言うと、コアイメージで見ればほんの少しニュアンスの差はあります。

I like cooking. … 頭に料理している情景が浮かぶ「好き」(動きをモノとして取り出す=-ing)

I like to cook.気持ちが料理する方へ向かう「好き」(気持ちが向かう矢印=to)

でも会話では入れ替えてもほぼ通じます。迷ったらどっちでもOK、くらいの気軽さでいきましょう。

ぺんぺん
ぺんぺん

ここは「どっちでもいい」と割り切っていいんですね…!全部きっちり覚えなきゃと焦ってました。

Q. なぜ like・start は to でも -ing でもOKなの?

コアイメージの「これから(to)」で見ても「動作そのもの(-ing)」で見ても、意味がほとんど変わらない動詞だからです。

  • start / begin / continue(始める・続ける)
    その動作をこれから(to)と捉えても動作そのもの(-ing)と捉えても、始める/続ける対象は変わらない。だから意味はほぼ同じになります。
    例:It started to rain ≒ It started raining(雨が降り出したね)
  • like / love / hate / prefer(好き・嫌い)
    「好き・嫌い」の気持ちは、これからすること(to)に向けても行為そのもの(-ing)に向けても、ほぼ同じ。だから to でも -ing でもOK。
    例:I like to cook ≒ I like cooking(料理が好きなんだ)

逆に want / decide は”これから”専用、enjoy / finish は”動作そのもの”専用。意味が片方にしか合わないので、形が1つに決まります。

パターン③:意味が変わる要注意動詞(remember/forget/stop/try/regret)

ここが一番のヤマ。同じ動詞でも to と -ing で意味が変わります。コアイメージ通り、to=これから向かう動作/-ing=もうそこにある実際の動作、で全部読み解けます。

同じ動詞でも to と -ing で意味が分かれる(to=これから/-ing=もうそこにある実際の動作)の分かれ道の図
動詞 to do(これから) doing(もうある動作)
remember to lock
これからかけるのを覚えてる
locking
かけたことを覚えてる
forget to call
電話し忘れる
calling
電話したことを忘れる
stop to talk
話すために立ち止まる
talking
話すのをやめる
try to open
開けようと努力する
opening
試しに開けてみる
regret to say
残念ながらこれから言う
saying
言ったことを後悔

remember・forget・stop・try・regret、全部この1本――to=これから向かう動作/-ing=もうそこにある実際の動作――で読み解けます。覚える軸はこれだけ。

すなお
すなお

迷ったら「これから向かう動作? もうそこにある実際の動作?」と自分に聞いてみて。それだけで to か -ing か決まるよ。

【超頻出】会話で毎日使う動名詞イディオム

実は、ネイティブの動名詞の使い方の多くは決まったカタチ(イディオム)。ここを押さえると会話力が一気に上がります。とくに前置詞の後は必ず -ingがカギ。

🥇 第1位|look forward to -ing

意味: 〜を楽しみにする
✅ I look forward to seeing you.(君に会えるのを楽しみにしてるよ)
🥈 第2位|feel like -ing

意味: 〜したい気分
✅ I feel like eating ramen.(ラーメン食べたい気分だな)
🥉 第3位|How about -ing?

意味: 〜するのはどう?
✅ How about going out?(出かけるのはどう?)

+ まだある定番(第4〜8位)

  • go -ing(〜しに行く)… Let’s go shopping.(買い物に行こうよ)
  • can’t help -ing(〜せずにいられない)… I can’t help laughing.(笑わずにいられないね)
  • be worth -ing(〜する価値がある)… This movie is worth watching.(見る価値があるよ)
  • have trouble -ing(〜に苦労する)… I have trouble sleeping.(寝つけないんだ)
  • spend 時間 -ing(〜して時間を過ごす)… I spent an hour studying.(1時間勉強したよ)

※ 順位は会話でよく使う頻度の目安です。

🗝 前置詞の後は必ず -ing

at / in / of / for / about / before / after / by … といった前置詞の直後に動詞が来たら、必ず -ing。「look forward to」の to も実は前置詞(不定詞の to ではない)なので、後ろは to seeing になります(× to see)。これが一番の引っかけポイント。

しかし…理屈よりまずは“型”で覚えるのが近道。会話では結局、型ごと覚えた人がパッと口から出せます。細かいことは考えず、まず覚えて使ってみましょう!くわしくは英会話フレーズ完全ガイド|口から出る人の3つの原則へ。

有名な罠:used to do と be used to -ing

似ているのに意味が全然違う、テストでも会話でも狙われる2つ。

  • used to do(昔はよく〜した)… I used to play soccer.(昔サッカーをやっていた/今は違う)
  • be used to -ing(〜に慣れている)… I’m used to getting up early.(早起きに慣れている
used to play(昔はよくやった)と be used to getting up early(早起きに慣れてる)の違い

🧪 なぜ意味も形も違う?(語源イメージ)

used to ~:「昔は~するのに慣れていた」 ➡ 「昔は~(習慣的に)したものだった」

be used to ~:「~に慣らされている」 ➡ 「~するのに慣れている」

use はもともと「使う」。そこから「何度も使って慣れる」というイメージが生まれ、それが2つの表現の元になっています。used to ~ は「昔は〜するのに慣れていた」=「昔は〜が習慣だった」(過去のこと)。be used to ~「〜に慣れている」(今の状態)。だから used to do の to は不定詞で後ろは動詞の原形、be used toto は前置詞で後ろは -ing になります。

📖 著書『3秒英作文』のイメージ解説より引用・要約。語源は諸説あるため、あくまでイメージとして。

ワンポイント:否定は not を前に置くだけ

否定にしたいときは、to や -ing の前に not を置くだけ。

  • I decided not to go.(行かないことにした
  • I regret not telling her.(彼女に言わなかったことを後悔している
ぺんぺん
ぺんぺん

私、考えすぎて止まっちゃうタイプなんです。でも「これから? もうある動作?」で選べばいいなら、会話でも使えそうです!

不定詞・動名詞 定着クイズ

これまでのコアイメージと「前置詞の後は -ing」のルールで選べるか、サッと試してみましょう。( )はどっち?

Q1. I enjoy ( to play / playing ) tennis. (テニスをするのを楽しむ)

Q2. I’m looking forward to ( see / seeing ) you. (君に会えるのを楽しみにしてるよ)

Q3. Don’t forget ( to lock / locking ) the door. (鍵をかけるのを忘れないで)

Q4. I’m used to ( get / getting ) up early. (早起きに慣れている)

Q5. He stopped ( to talk / talking ). (彼は話すのをやめた)

▶ 答えを見る

Q1. playing(enjoyは「動きをモノとして扱う」系だから -ing)

Q2. seeing(look forward to の to は前置詞。後ろは -ing)

Q3. to lock(これから鍵をかける=これから=to)

Q4. getting(be used to -ing「〜に慣れている」。to は前置詞)

Q5. talking(「やめる」は stop -ing)

全部「これから? もうある動作?/前置詞の後?」で判断できましたか? 迷ったら、いつでもこの記事のコアイメージに戻ってきてください。

まとめ|「向かう矢印」か「取り出すモノ」か、だけ

不定詞と動名詞は、動詞ごとに丸暗記する必要はありません。to=これから向かう矢印/-ing=動きをモノとして取り出す――この1枚のコアイメージが軸です。

不定詞と動名詞の使い分けまとめ|to=これから/doing=モノとして取り出す・3パターン
不定詞と動名詞のコアイメージ=to=向かう矢印/-ing=モノとして取り出す
動詞で決まる:want to(これから向かう矢印)/enjoy -ing(モノとして取り出す)
どっちもOK:like / start … は気にしない
意味が変わる:remember / stop / try は「これから? もうある動作?」で判断
動名詞イディオム&前置詞の後は -ing:look forward to seeing
:used to do(昔よく)/be used to -ing(慣れている)

あとは実際の会話で「これからの話かな?」と一瞬イメージするだけ。迷いがスッと消えていきます。

文法を「コアイメージで使える形」にする全体像は、英会話のための英文法完全ガイド|たった5つのルールで。「ing=進行形だけじゃない」をもっと知りたい人は〜ingの4パターン、英文の組み立ての土台は英文の作り方は5パターンもどうぞ。

※ It is … to do(形式主語)や what to do(疑問詞+to)など、不定詞の便利な使い方は別記事で深掘り予定です。

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