だから英語が喋れない!〜理由と勉強法を解説〜

英語の学び方
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英語で言われてることはわかるけど、返答ができない〜

英語で一言言いたいだけなのに、その一言が出てこない〜

日本人の多くの方がこういった「英語が喋れない」というお悩みをかかえてるのではないでしょうか?

私たち日本人は中学生から英語の勉強を始めて高校生、人によっては大学生まで英語を勉強しているわけですから少なくても英語歴6年以上のベテランなんです。(*現在は小学生から英語は必修科目になっています。)

それにも関わらず、なぜ英語が喋れないでしょうか?

この記事ではその理由と勉強方法を説明します!

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英語が喋れない理由。

日本人が英語を喋れない理由は正直一つではないです。一つずつ順番に紹介していきますので、ご自身はどこに問題があるのか確認してみてください。

英単語を知らない。

そもそも単語を知らないことには、何も始まりません。単語なしで、英語の勉強をするのはボールなしで球技をするくらい不可能です。

まずは、最低限の英単語を覚えましょう!

最低限というのは中学英語レベル(約1200語程度)で構いません。

(*現在は1600~1800語に増加しているらしい。)

そもそも、日常英会話で使われる英単語のほとんどが中学英語レベルで賄うことができます。

例えば、

get, make, have, take, put….

こういった単語はよく使われますが、きちんと使いこなせている人ってすごく少ないです。

getだけでも、get up/get down/get on/get off/get in/…

こういった基礎的な単語の意味だけを覚えるのではなくコアとなる意味を覚えながら、単語を覚えましょう。そうすれば、中学英語レベルの単語力でも日常英会話ができるようになります。

中学レベルの単語に自信のない方は以下の単語帳から覚えるのがおすすめです。

また、自分にあった単語帳の選び方は英単語帳のおすすめ22選!!【受験から社会人英語試験まで一挙紹介!】でも紹介してるので、参考にしてみて下さい!

英文法

「英文法」という言葉を聞いただけで、

鳥肌立っちゃうよ。

という人もいるかもしれませんが、

すなお
すなお

ご安心ください!

こちらは皆さんの嫌いな「現在完了」とか「仮定法」とかそういった細かい英文法ではなく、もっと英文のコアになる英文の作り方についてです。意外と知られていないのですが、英文というのは基本5つのパターンだけで構成することができます。これらが

あ〜、あの五つのことね〜

と理解できていれば問題なしです!次のステップに行きましょう!もし、

ちょっと不安です。。。。

という人は、英文の作り方はたった。5パターンしかなかった!?の記事で詳細を紹介しているので参考にして下さい。

英語に苦手意識がある

英語は話したいんだけど、やっぱり鳥肌が。。。

この記事を読んで頂いている方はこういった方が多いと思います。

「英語が苦手」と思っている方の多くは学生時代のテスト・文法の思い出が強いのではないでしょうか?

文法は完璧でなければいけない。。。

文章にしないと、喋ってはいけない。。。

綺麗な日本語に訳さないと点数くれないって言ってたな。

こういった、学生時代のトラウマから「英語が苦手」となっています。

なので、まずはこの呪縛から皆さんを解き放ってください。まずは、自分の好きな映画・洋楽・Youtube・Podcast….なんでもいいです!皆さんの好きな英語で喋っている素材を選んで英語を浴びるところから始めて「英語が苦手」という意識を取り払いましょう!英語はコミュニケーションを楽しむ道具の一つにすぎない!と思う意識が皆さんを「英語が苦手」という呪縛から解放してくれます!!

英語を喋りたい目的がない。

英語を喋れるようになりたいです!

という方は多いと思いますが、考えてみてください。

なぜあなたは英語を喋れるようになりたいのでしょうか?

この質問に対して具体的な答えがない人は、英語を喋れるようになれません。

なぜならば、英語を喋るというのは誰にでも可能ですが、簡単なことではありません。不自由なく英語を話せるようになるまでに2000~3000時間程度の勉強時間が必要と言われています。

そんな長いマラソンを走ろうというのにゴールも見えないまま走りきることは不可能です。マラソンは42.195 km走ればいい!とゴールが見えるからペース配分を考えて走り切れるわけです。英語学習も一緒です。いつまでに・どのレベルで英語を習得したいのか。これが大切です。もう一度、なぜ英語を喋れるようになりたいのか?考え直してみてください。

勉強量が足りない

先ほど、英語を習得するのには約2000~3000時間程度の勉強時間が必要と言われている。と言いましたが、ということは、毎日休まず一時間勉強したとしても英語習得までには約7年間かかってしまいます。つまり、皆さんが今、

英語始めます!!

と言ってから、一日一時間のペースで勉強しても英語が喋れるようになるのは約7年後です。。。

遅いですよね?。。

それでは、皆さんの○年後に英語を喋れるようになりたい!という思いに対して、どれくらい勉強したらいいか計算してみてください。

2500時間(2000~3000時間の間をとって)/ 365日✖️目標英語習得年数=1日の勉強時間

3年で習得しようとすると毎日休むことなく約2.2時間の勉強時間が必要になります。皆さんには学生時代の英語貯金がありますから少しは減るとは思いますが、単純計算でそれくらいかかるというイメージをしてください。いかがでしょうか?それくらいの英語の勉強時間を確保できているでしょうか?もし、本気で英語を喋りたいのであればこれくらいの勉強時間は確保する必要があると認識しておきましょう!

英語を喋るための勉強方法

なんで英語を喋れないのかはわかったから、どうやって勉強したらいいのかを教えてよ〜

まず、日本人は英語のインプット、英単語や英文法は得意な人が多いですが、英語のアウトプット、喋る勉強が苦手な人が多いです。しかし、

記憶力の黄金比は インプット:アウトプット=3:7

なんです。つまり、英語は喋れば、喋るだけ、喋れるようになるんです。なのに、インプットの勉強ばかりしているからなかなか英語を喋れるようにならないんですね。先ほども言いましたが、英単語・英文法は最低限で大丈夫です!最低限覚えたら、これから紹介する勉強方法でどんどんアウトプットして練習していきましょう!

簡単な単語を使おう!

皆さんなぜか難しい単語を使いたがるのですが、まずは難しい表現でも、簡単な単語で表現する練習をしましょう!例えば、

昨日は猛暑のため熱中症でたくさんの人が倒れたと聞いたので、在宅ワークをしました。

これを英語で喋ろうとすると

猛暑?熱中症?在宅ワーク?。。。。英語ってむずい。。。

ってなっていませんでしょうか?

すなお
すなお

簡単に考えましょう!!Simple is best!

難しい単語というのは、汎用性が低いんですね。一方、簡単な単語ほど色々な表現ができます。なので、難しい単語を覚えるのではなく、自分の知っている単語で文章・表現を考えるようにしましょう!今回の例文であれば、

Yesterday/very hot/ many people/sick/I work/home.

これでOKです。全部、中学レベルの英語ですよね。まずは、単語を連ねるだけで大丈夫です。まずは、「伝える力」「自信」をつけましょう!「英語を喋る」という行為に慣れてから、文法とかボキャブラリー(単語力)は気にすれば大丈夫です!

また、ここで大事なのは日本語を英語にする!というよりも頭に浮かんだイメージをそのまま英語にすること英語脳で考えることです。今回は「暑くてたくさんの人が具合が悪くなる。⇨自分は家にいることを決める」ですよね。なので、そのイメージを日本語で一度言葉にするのではなく、そのまま英語にしてみてください!

英語脳の勉強方法は英語脳の作り方!〜日本人が英語が苦手な理由〜で紹介しているので、こちらも参考にしてみて下さい!

英文を作ろう!

「英語(英単語)を喋る」という行為に慣れてきたら、次は少しずつ英文にしていきましょう!先程の例を文章にしてみると

It was very hot yesterday, so many people got sick. That’s why I worked from home.

どうでしょう?だいぶ流暢に見えてきましたよね?でも、ここで増えてる単語って主語と接続詞と前置詞だけなんですね。

*主語、接続詞、前置詞って何?難しい。。という方は気にしなくてOKです。

ここで、英文を作るときに、これだけは守ってほしいというルールがあります。それは語順を守るということです。英語というのは主語+動詞を必ず一緒に使う言語です。今回で言うと

It was/People got/I worked

ですね。このルールを守るだけで断然伝わりやすくなります。逆にこれができないのであれば、単語を並べていた方がシンプルで伝わりやすいです。なので、イメージを単語で表せるようになってきたら次は少しずつ文章にしていくトレーニングをしましょう!最初は主語と動詞を一緒に使えてれば、あとはそんなに気にしなくて大丈夫です!

英文の作り方については英語学習!初心者がおさえるべきたった3つのコツ。英文の作り方はたった。5パターンしかなかった!?にて詳しく説明してるので参考にしてみてください。

独り言英会話で喋ろう!

簡単な英単語がすぐに言葉に出てくるようになり、主語+動詞で英文を作るのにも慣れてきたらあとはどんどんアウトプットしていきましょう。英語を喋る上で最大の悩みは

英語を喋る相手なんていないぞ?

だと思いますが、

大丈夫です!いなければ一人で喋りましょう!

何を喋ったらいいのさ?

今、自分が行っていることやこれから行うことをどんどん英語で表現してみましょう!例えば、

I’m reading a blog.

I’m using my phone.

などで大丈夫です。とにかく今行っていること、行ったこと、行おうとしていることをどんどん英語にしてみてください。文法的な間違いは気にしなくて大丈夫です。気にして欲しいのは、イメージした行動をそのまま英語にできているかです!

えっと、「ブログを読んでいる」だから、”I’m reading a blog.”

ではなくて、行っている行動をそのまま英語として喋ってみてください。

I’m reading a blog.

このイメージしたことを英語にできることが非常に大切です。独り言英会話の勉強方法は最強の英語勉強法!?独り言英会話のやり方。の記事で詳しく説明しています!

ネイティブと練習しよう!

独り言のトレーニングで英語を喋ることに慣れてきたら、ネイティブと実際に会話をして、自分の英語が通じるのかどうか試してみましょう。もちろん、最初はうまく話せませんが、単語だけでなんとか伝えようとチャレンジすることが大切です。

また、独り言英会話だと自分一人だけで喋っているので、どうしてもコミュニケーションスキルがつきづらいです。ネイティブの人と実際に会話することで、スモールトーク(会話の最初にする挨拶やちょっとした小話)などの日本にはないコミュニケーションにも慣れていきましょう!

ネイティブの知り合いなんていないんですけど。

というお悩みをよく聞きますが。。

今は、いつでも・どこでも携帯さえあればネイティブの講師に英語を教えてもらうことができるオンライン英会話があります!時間がない人でも、夜の寝る前などの空き時間に15分から使えるので忙しい方にも非常に使いやすくてオススメです。いろんなオンライン英会話がありますが、講師が全てネイティブで授業の録画ができ、復習に使える【Cambly(キャンブリー)】が使いやすくておすすめです。

文化の違いを知ろう!

もう英語関係ないじゃん。。。

と思われた方もいらっしゃると思いますが、実は関係大ありなんです。先程から言っていますが、英語はコミュニケーションツールなので、「英語を喋る」ことが目的なのではなく、「コミュニケーションをとる」ことが目的ですよね?

コミュニケーションを取るにあたって相手のことを理解するということがとても大切です。

例えば、日本でも有名なフレーズ”Oh my god.”「マジかよ」がありますが、旧約聖書には「神の名をみだりに口にしてはならない」という記載があり、クリスチャンの人たちは軽はずみに”God”というワードを使うことを不快に思う人もいます。

また、くしゃみをした人に対してに”Bless you”「神のご加護がありますように。(お大事に)」と言ってあげると親切だったりもします。(このフレーズは宗教関係なく一般的に英語圏で使われます。)

これらは本当にごく一部の例ですが、こう言ったことを知っているだけで、コミュニケーションはとてもスムーズになります。文化的な違い全てを理解して、相手に100%合わせるというのは難しいですが、違う文化に触れた際に相手の文化を尊重することを忘れないでください。相手が大切にしているものを尊重するというのはコミュニケーションを取るにあたってとても大切なことです。

最後に

日本人は「英語を喋る」ということを苦手としている人が他国と比較してすごく多いように感じますが、それは

しっかりとした文章でなければ喋ってはいけない。

間違った文法で喋ってはいけない。

といった、メンタルブロックの影響が大きいと思います。もちろん、正しい英文法で喋れたり、ボキャブラリーが豊富であれば知的に見えますし、かっこいいですが、ネイティブですら間違っている英語を使うことはあります。

だから、間違いを恐れずにどんどん喋りましょう!そして、自分で気になる文法や単語は間違えたときに覚えていけば皆さんの英語力は間違いなくどんどん伸びていきますよ!どんどん間違えていきましょう!

この記事が少しでも皆さんの英語学習の参考になれば幸いです。

That’s it!!

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