英語のテストは割とできるけど、ネイティブが何をいってるのか聞き取れないよ。
という方にこの記事では、なぜあなたには英語が聞こえないのか?どうしたら聞こえるようになるのかを説明していきます!
誰でも英語はポイントをおさえれば聞こえるようになります!
- なぜ、英語が聞こえないのか?
- 英語が聞こえるための三つのコツ
- リンキング(リエゾン)
- リダクション(減少する。→音がなくなる。)
- 破裂音(t d k p b g)
- 接続詞、前置詞(but and for of to at)
- but:He is a great guy bu(t) too sweet.「彼はいい人だけど、優しすぎる。」(バッ)
- and:He asked me again n again.「彼は何回も何回も私に聞いてきた。」(エン)
- to(taになる。):We have to do it.⇨We hafta do it.「私たちはやらなきゃいけない。」(ハフタ)
- of(taになる。):It’s sort of difficult.⇨It’s sorta difficult.「それはなんか難しい。」(ソータ)
- for:I’m looking for my purse.⇨I’m looking fo my purse.「私のお財布を探している。」(フォ)
- (him her them)もリダクションされる。
- フラッピング(flapping)
- 最後に
なぜ、英語が聞こえないのか?
まず、初めに英語が聞こえない理由は以下の3点が考えられます。
1:英単語力が足りない。 2:英文法が理解できていない。(英語の語順に慣れていない。) 3:日本語と英語の発音の違いを知らない。
上記3点のうち、1と2が原因になっている場合、英語の基礎的な勉強が単純に足りていない可能性が高いです。以下の確認をしてください。
1:中学英単語レベル(約1200語程度)であれば、完璧に理解できている。 2:英文を読む際に、英文のまま意味を理解できている。
ここが出来ていない人はまずは、英語の基礎的な部分ができていません。まずは、中学英語レベルの英単語・文法で知らないことがないか確認してみてください!
基本的に1と2が出来ていれば、日常英会話レベルであればある程度ネイティブの言っていることが理解ができるはずなんです。ところが、
・英単語は異常に知っている!
・英文法も完璧!長文読解も得意!
という人でも
なぜかネイティブと会話すると全く言っていることが理解できない
ということが日本人には頻繁に起こります。なぜなのでしょうか?
結論から言ってしまうと、日本人は英語を覚える際に、勝手に理解しやすい音に変えて覚えます。
一つ例を挙げると、
I will tell her.「私が彼女に伝えよう。」
これを日本人が喋ると多くの人が
アイ ウィル テル ハァー
と発音すると思います。でも、実際ネイティブは
I’ll teller(ァル テラー)
のように発音します。
アイ ウィル テル ハァー:ァル テラー
この違いによって、喋ったことを文章に書いて貰えば簡単に理解できるのに、話しかけられると理解できないということが起こります。
覚えてしまったんだから、仕方ないじゃん!もうどうしようもないのか。。。
と思っている方も、大丈夫です!英語の基礎ができている皆さんならちょっとしたコツを抑えるだけで急激にネイティブが話していることが理解できるようになります。
もちろん、急激に聞こえるようになる!と言っても、勉強しないで聞こえるようになるわけではないので、
楽してネイティブと喋れるようになりたい〜
という方には向いてないと思いますので、ご注意ください。
英語が聞こえるための三つのコツ
それはズバリ!!!
リンキング、リダクション、フラッピング
・・・・・
ご安心ください!ここから一つずつ説明していきます!
まず、初めに日本人に英語が「聞こえにくい」理由は日本語と英語の発音の違いにあります。日本語は子音と母音を組み合わせて使う、(例えば、「か」であればkとa)もしくは母音だけ(「あ」aのみ)で音を作ります。よって、音の区切りがはっきりとします。そのため単語と単語の区切りというのは理解しやすいです。
一方、英語は子音だけの音がたくさんあります。(例えば、t d k p b gなど)
そのため、単語同士が繋がって別の音を発することが多いです。例えば、皆さんも何気なく言っている「サンキュー」も実際は「サンク+ユー」ですが、繋がって別の音で発音しているんです。
有名な例:Thank you.⇨Thankyu.
“Thank you.”の発音は有名なので、皆さん
Thank you!!
と言われれば理解できますが、他の英語は先程の”I will tell her.”のように間違って発音を理解してしまっているんですね。この違いによって
英語が聞こえない〜
という現象が起きているわけです。
英語が聞こえない時
頭の中:「サンク+ユー」 実際の発音:Thankyu.
逆に言うと、”Thank you.”が「聞こえる。」と言うことは他の英語も知ってさえいれば、聞こえるわけです!そして、知っておくべき英語の発音のルール、コツが三つありますので、順番に紹介していきます。
リンキング(リエゾン)
リンキング(Linking)とは、二つの単語が繋がって、一つの単語のように発音することを言います。
両方の単語をつなぐ音が子音同士の場合単語は連結して発音されることが多いです。実際にリンキングの例を”you”を使って見ていきましょう!
破裂音(t d k p b g)や摩擦音(f v s z shなど)が語尾に来る
語尾に破裂音(t d k p b g)や摩擦音(f v s z shなど)と言われる音が来るとリンキングされること傾向が高くなります。
t+y:want you⇨wanchu(ウォンチュー)
d+y:did you⇨diju(ディジュー)
k+y:Thank you⇨Thankyu(センキュー)
p+y:keep you⇨keepyu(キーピュー)
g+y:telling you⇨tellingyu(テリンギュー)
sh+y:brush your teeth⇨brushur teeth(ブラッシャー ティース)
f+y:If you⇨ifew(イフィュー)
v+y:love you⇨lovew(ラビュー)
ch+y:catch you⇨catchu(キャッチュー)
子音が重なる。
また子音が重なる場合は、音を発音しなくなります。
l+l:feel like⇨feelike(lが消える)(フィーライク)
d+t:need to⇨neeto(dが消える)(ニートゥー)
子音+母音
子音と母音が重なると違う音になることもあります。
z+o:because of⇨becauzof(ビコウゾブ)
t+u:get up⇨gelap(ゲラップ)
*”are” “were”は聞き取りづらいので注意!!
What are you doing?→Whata u doing?「何してるの?」(ワタ ユ ドゥーイング)
Men are so rude.⇨Menar so rude.「男は本当に失礼だ。」(メナー ソー ルードゥ)
We were on vacation⇨We wernon vacation.「私たちは長期休暇中だった。」(ウィ ワーノン バケイション)
リダクション(減少する。→音がなくなる。)
次に英語では子音だけの音は発音されないということがあります。
破裂音(t d k p b g)
語尾にくる破裂音(t d k p b g)は発音しない、もしくはかなり弱い音になる傾向にあります。
t:great/sit⇨grea(t)/si(t)
d:good/hard⇨goo(d)/har(d)
k:cake⇨ca(k)
p:laptop/keep⇨lapto(p)/kee(p)
b:club/job⇨clu(b)/jo(b)
g:bag/taking⇨ba(g)/takin(g)
接続詞、前置詞(but and for of to at)
接続詞や前置詞もリダクションされ、発音しなくなる、もしくは音がかなり弱くなります。
but:He is a great guy bu(t) too sweet.「彼はいい人だけど、優しすぎる。」(バッ)
and:He asked me again n again.「彼は何回も何回も私に聞いてきた。」(エン)
to(taになる。):We have to do it.⇨We hafta do it.「私たちはやらなきゃいけない。」(ハフタ)
of(taになる。):It’s sort of difficult.⇨It’s sorta difficult.「それはなんか難しい。」(ソータ)
for:I’m looking for my purse.⇨I’m looking fo my purse.「私のお財布を探している。」(フォ)
(him her them)もリダクションされる。
ask him⇨askim(アスキム)
tell her ⇨teller(テラー)
I got them some food⇨I goem some food.(ゴッエム)
フラッピング(flapping)
フラップ(flap)イング(ing)は「羽ばたく、パタパタ動く」という意味ですが、英語の発音では”t”の音が”d”の音に変化する時があります。それが、以下の時です。
“t”の前後が母音である。and “t”の直前にアクセントがくる。
water⇨wader(ワダー)
shut up⇨shudup(シャダップ)
“tt”の前に母音がくる。
little⇨lidle(リドル)
rtで前にストレスがくる。
party⇨pardy(パディー)
dirty⇨dirdy(ダーディー)
*フラッピングが起こるのはアメリカ英語だけなので、イギリス英語を勉強されている方は頭の片隅に置いておけば大丈夫です!
最後に
正しい発音がわかれば誰でも英語は聞こえるようになります。しっかりとネイティブがどうやって発音しているのかを確認して、マネしてみてください!
勉強を継続していくとある時点で急激に英語が聞こえるようになります。それまで勉強を続けられるかどうかが皆さんが英語を喋れるようになるかの別れ道です!英語学習は継続が全てです!あなたはどちらの道を選びますか?
この記事が少しでも皆さんの英語学習の参考になれば嬉しいです。
That’s it!!
コメント
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