複数形と数えられない名詞の使い方|a・-s・some を一発整理

複数形と数えられない名詞のアイキャッチ:ベルトコンベアでりんごと水を3つのレーン(1つ→a、2つ以上→-s、数えられない→そのまま)に仕分けするすなお・マナブ・ぺんぺん・コン太 英文法

こんにちは、すなおです!

「水を1つください」は a water……? りんごは applean appleapples?——英語は「1つ? 2つ以上? 数えられない?」を毎回選ぶ言語です。日本語にはない習慣だから迷って当然。でも、選び方は3つだけです。

  • how manyhow much、どっちだっけ?となる
  • watera を付けていいのかわからない
  • someany の使い分けが曖昧
  • informations って言っちゃったことがある

コアイメージは1つ。「形があるか、ないか」。これだけで a/-s/some の選び方がぜんぶつながります。順番に見ていきましょう!

マナブ
マナブ

a とか -s とか、細かいことを考えてると文が出てこなくなるんです…。つけ忘れたら通じないのかなって。

すなお
すなお

じつは、つけ忘れてもだいたい通じるから安心して。だから細かく考えすぎなくて大丈夫。そのうえで選び方は3つだけ——「1つなら a」「2つ以上なら -s」「数えられないならそのまま」。数えられるかどうかは「形があるか」で見分けられるよ。今日はそれをぜんぶ整理するね!

コアイメージ|「形」があれば数えられる

数えられる=1個の形がある:型はめボードにりんごがカチッとはまる(an apple・数えられる)、水は型に収まらず流れ出す(water・数えられない)、ぺんぺんが型はめで遊んでいる図

英語の「数えられる/数えられない」は、「1個の形」をイメージできるかで決まります。

りんご(apple)は、はっきりした「1個の形」をイメージできる → 数えられる
水(water)は決まった形がなく、半分にしても水のまま → 数えられない

この「1個の形」がイメージできるかどうかの感覚が、英語の「数え方」の土台です。

全体マップ|選び方は3つだけ

いくつ? 使う形
① 1つ a / an + 単数 an apple
りんご1個
② 2つ以上 -s(複数形) two apples
りんご2個
③ 数えられない そのまま(量は some) some water
いくらかの水

選び方①|「1つ」なら a / an

形のあるものが1つなら、前に a を置きます。次の単語が母音の音(ア・イ・ウ・エ・オ)で始まるときだけ an に変わります。

a:I have a pen. (ペンを1本持ってるよ)

an:She ate an apple. (彼女はりんごを1個食べたよ)

an:He’s an engineer. (彼はエンジニアなんだ)

※ a と the の使い分け(「アレだ!」のサイン)は 冠詞 a / the の使い方 でくわしく解説しています。

選び方②|「2つ以上」なら -s

2つ以上なら、名詞のおしりに -s。つけ方は4パターンあります。

パターン ルール
基本 そのまま+s dog → dogs
s・sh・ch・x・o で終わる +es box → boxes
子音+y y → ies city → cities
形が変わる(不規則) まるごと変化 child → children
📎 気になる人向け|形が変わる複数形の一覧表

まず覚えたいのは manwomanchildfoottooth の5つ。あとはグループごとに、余裕が出てきたら少しずつでOKです。

グループ
母音が変わる man → men(男性)/woman → women(女性)/foot → feet(足)/tooth → teeth(歯)/goose → geese(ガチョウ)/mouse → mice(ネズミ)
-en が付く child → children(子ども)/ox → oxen(雄牛)
f・fe → ves leaf → leaves(葉)/knife → knives(ナイフ)/life → lives(人生・命)/wife → wives(妻)/half → halves(半分)
単数も複数も同じ形 sheep(羊)/fish(魚)/deer(シカ)
→ two sheep のようにそのまま数えます
最初から複数あつかい people(人々)/police(警察)
→ × a people。「1人」なら a person、2人以上は two people と使い分けます
2つで1セットのもの glasses(メガネ)/pants(ズボン)/scissors(ハサミ)
→ いつも複数形で使います

ぜんぶ一気に暗記しなくて大丈夫。出てきたときに「あ、形が変わるグループだ」と思い出せれば十分です。

ぺんぺん
ぺんぺん

私、「1つのとき a を忘れる」より「2つ以上で -s を忘れる」方が多かったです…。「毎回どれか選ぶ」って意識するだけで変わりますね!

選び方③|「数えられない」ならそのまま

決まった形がないものには a-s も付けません。代表グループはこの4つ。

液体・素材:water(水)・coffee(コーヒー)・rice(お米)・paper(紙)
お金・時間:money(お金)・time(時間)
情報系:information(情報)・advice(アドバイス)・news(ニュース)
まとめ言葉:furniture(家具)・baggage(荷物)・clothing(衣類)

※ 「まとめ言葉」=カテゴリーの名前。イスは a chair と数えられても、まとめ役の furniture は浮かぶ「1個の形」が決まらない(イス?テーブル?)ので数えられません。

量を言いたいときは some(いくらかの)や、「器」に入れて数える方法を使います。

some:I drank some coffee. (コーヒーを飲んだんだ ※量はぼんやりでOK)

器で数える:a cup of coffee (コーヒー1杯)

器で数える:a piece of advice (アドバイス1つ)

📎 気になる人向け|「器」の単位いろいろ(一覧表)

迷ったら a piece of がいちばんの万能選手。あとはよく使う飲み物・食べ物から、少しずつ覚えれば十分です。

単位 どんな器?
a piece of 万能選手。かけら・1個ぶん a piece of information(情報1つ)/a piece of advice(アドバイス1つ)/a piece of paper(紙1枚)/a piece of cake(ケーキ1切れ)
a cup of 温かい飲み物(カップ) a cup of coffee(コーヒー1杯)/a cup of tea(紅茶1杯)
a glass of 冷たい飲み物(グラス) a glass of water(水1杯)/a glass of juice(ジュース1杯)
a bottle of ボトル入り a bottle of water(水1本)/a bottle of wine(ワイン1本)
a slice of うす切りの1枚 a slice of bread(パン1枚)/a slice of cheese(チーズ1枚)
a bowl of お椀・ボウルに1杯 a bowl of soup(スープ1杯)/a bowl of rice(ごはん1杯)
a bar of 板状・棒状のかたまり a bar of chocolate(板チョコ1枚)/a bar of soap(固形せっけん1個)
a can of 缶入り a can of beer(ビール1缶)/a can of cola(コーラ1缶)
a bag of 袋入り a bag of rice(お米1袋)/a bag of sugar(砂糖1袋)
a box of 箱入り a box of cereal(シリアル1箱)/a box of popcorn(ポップコーン1箱)
a pair of 2つで1セットのもの a pair of pants(ズボン1本)/a pair of glasses(メガネ1つ)

この表のほかにも、入れ物なら何でも「器」になれます。2つ以上のときは、-s は「器」のほうに付きます:two cups of coffee(コーヒー2杯)・two pieces of advice(アドバイス2つ)。

※ カフェでは Two coffees, please.(コーヒー2つください)も自然です(意味は two cups of coffee と同じ)。注文の場面では coffee が「カップ入りの1杯」という数えられる名詞に変身するので、-s は coffee に直接付き、a coffee(コーヒー1つ)とも言えます。

some と any の使い分け

someany は、じつは意味のちがう2つの単語です。まず、それぞれの和訳とコアイメージを押さえましょう。

some =「いくつかの(数)・いくらかの(量)
→ コアイメージは「あるのは確か。でも数や量はぼんやり」

any =「どんな〜でも
→ コアイメージは「どれでもいい・何個でもいい」。選択肢がぜんぶ開いてる

someとanyの図:some=いくつかの(福袋に中身のシルエットが透けて見える・あるのは確かで数はぼんやり)、any=どんな〜でも(全ボタンがOKに光る自販機をコン太が選んでいる・どれでもいい)

このコアイメージを文に当てはめると、基本の使い分け——ふつうの文は some、疑問文・否定文は any——が自然に出てきます。

ふつうの文:I have some questions. (いくつか質問があるんだ)
→「あるのは確か。でも数はぼんやり」が some のコアイメージ

疑問文:Do you have any questions? (何か質問ある?)
→「どんな質問でもいいから、何かある?」が any のコアイメージ

否定文:I don’t have any money. (お金をぜんぜん持ってないんだ)
→「どんなお金も持ってない」だから「ぜんぜんない」という強い否定になる

📎 気になる人向け|「コアイメージ」で分かる some と any の応用
① 疑問文なのに some を使うとき
Would you like some coffee?(コーヒーはいかがですか?)
some は「あるのは確か」が前提の言葉。相手が Yes と言ってくれる前提で「どうぞ」とすすめるときは、疑問文でも some を使います。

② ふつうの文なのに any を使うとき
You can choose any color.(どの色を選んでもいいよ)
any の和訳は「どんな〜でも」。この文は「どんな色でもいいよ」と言いたいから、ふつうの文でも any を使います。

よくある間違い3つ

数え方でよくつまずくポイントを3つ。まずはここに気をつけましょう。

1数えられない名詞に -s

informations
information(情報)
informationadvicenews は数えられないので -s は付けません。数えたいときは a piece of information

2はだかの単数で言ってしまう

I like dog.
I like dogs.(犬が好きなんだ)
a-s もない dog は「犬というもの(肉や素材のイメージ)」に聞こえてしまいます。「犬が好き」のように種類全体が好きなときは複数形にします。

3money に many

How many money…?
How much money do you have?(お金いくら持ってる?)
数えられる名詞には many、数えられない名詞には much。money は数えられない仲間です。

会話でよく使う 数え方 ベスト3

まずはこの3つを覚えると、今日から会話で使えます。

🥇 第1位| Can I have some water?(お水もらえる?)

使うシーン: レストラン・機内・お願いの定番。

型: Can I have some + 名詞?

✅ Can I have some water?(お水もらえる?)
✅ Can I have some more time?(もう少し時間もらえる?)

some を挟むだけで、ぐっと自然なお願いになる。

🥈 第2位| Two coffees, please.(コーヒー2つください)

使うシーン: カフェ・注文で即使える。

型: Two + 名詞s, please.

✅ Two coffees, please.(コーヒー2つください)
✅ Two tickets, please.(チケット2枚ください)

→ 数字+複数形だけで注文が完結する、旅行の最強フレーズ。

🥉 第3位| How much is it?(これいくら?)

使うシーン: 買い物・値段をたずねる。

型: How much 〜?

✅ How much is it?(これいくら?)
✅ How much is this bag?(このバッグはいくら?)

→ 値段(money)は数えられない仲間だから much

コン太
コン太

カフェで Two coffees, please. って言えたときは俺、ちょっと感動したぜ。数字+複数形、これだけで世界中で注文できる!

理解度チェック|数え方クイズ5問

カッコの中から正しい方を選んでください。「形があるか」を思い出して!

Q1. Do you have( a / an )umbrella? (傘、持ってる?)

Q2. I made three( sandwichs / sandwiches )for lunch. (お昼にサンドイッチを3つ作ったんだ)

Q3. I need( an advice / some advice ). (アドバイスが欲しいんだ)

Q4. How( many / much )time do we have? (時間はどれくらいあるの?)

Q5. How many( childs / children )do you have? (お子さんは何人いるの?)

▶ 答えを見る

Q1. an(umbrella は母音の音で始まる → an)
Q2. sandwiches(ch で終わる → es)
Q3. some advice(advice は数えられない → an は付けず some)
Q4. much(time は数えられない仲間 → much)
Q5. children(child は形が変わる不規則タイプ。数えられる名詞だから how many)

まとめ|「形」で選べば迷わない

英語は「1つ? 2つ以上? 数えられない?」を毎回選ぶ言語
形がある1つ → a / an(母音の音なら an)
形がある2つ以上 → -s(不規則はグループで覚える)
形がない → そのまま。量は some・器で数える(a cup of)
some(いくつかの)/any(どんな〜でも) → ふつうの文は some、疑問・否定は any
すなお
すなお

最初は間違えても大丈夫、a や -s が抜けてもだいたい通じるからね。まずは Can I have some water? と Two coffees, please. から、旅行や会話でどんどん使ってみよう!

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