分詞の使い方|名詞を後ろから説明する -ing と -ed

分詞の使い方のアイキャッチ:蒸気機関車の先頭車両に the boy、連結された客車に running in the park。すなおが左で案内、マナブが客車の窓から、ぺんぺんが車掌、コン太が連結。名詞を後ろから説明 英文法

こんにちは、すなおです!

「あそこに立ってる人、友達なんだ」——この「立ってる人」、英語でパッと言えますか? the standing man……? それだと「あそこに」が入りません。正解は the man standing over there。英語は「人」を先に言って、説明をあとから足す言語なんです。

  • ✅ 「走っている少年」を英語にすると、語順がこんがらがる
  • -ing-ed(played など)の、どっちを使うか迷う
  • ✅ 説明を名詞の前に置くか後ろか、わからない
  • ✅ 関係代名詞(who is running)と、分詞(running)のどっちを使えばいいか迷う

コアイメージは「名詞という車両に、説明の車両をうしろから連結」。使うパーツは2つだけです。順番に見ていきましょう!

マナブ
マナブ

「公園で走っている少年」って言いたいのに、日本語の順番のまま前から並べようとして、途中でこんがらがって止まっちゃうんです。

すなお
すなお

日本語と英語は説明の方向が逆なんだ。日本語は「走っている→少年」って前から、英語は「the boy→running」って後ろから。電車の連結みたいに、名詞のうしろに説明車両をつなげるイメージだよ。使う車両は -ing と -ed の2種類だけ!

コアイメージ|名詞が先、説明はあとから

分詞のコアイメージ図:名詞が先、説明はあとから連結。蒸気機関車の先頭車両に the boy、連結された客車に running in the park。ぺんぺんが車掌。名詞のうしろに説明の車両をつなぐ

日本語と英語では、説明の付け方が逆向きです。

日本語:公園で走っている → 少年 (説明が先)
英語:the boy → running in the park (名詞が先)

この「うしろから連結」に使うパーツが分詞です。分詞は、動詞(run=走る)を「running=走っている」のような説明の形に変身させたもの。これを名詞にくっつけて、くわしく説明します。

種類は -ing-ed の2つだけ(-ed は「された形」。文法用語では過去分詞と呼ばれ、受動態(受け身)でくわしく解説しています)。

全体マップ|選ぶのは2つだけ

何を選ぶ? ルール
① パーツ している側 → -ing
される側 → -ed(された形)
the boy running in the park
公園で走っている少年
the bag made in Italy
イタリアで作られたバッグ
② 置き場所 説明が1語 → 名詞の前
2語以上 → 名詞の後ろ
a sleeping baby
眠っている赤ちゃん
a baby sleeping on the couch
ソファで眠っている赤ちゃん
している側/される側の見分け図:the boy running=少年が自分で走っている(している側→-ing)、the bag made=バッグがミシンで作られている(される側→-ed)。コン太が見比べる

使い方①|「〜している」なら -ing

名詞が自分でしている(している側)なら、-ing で説明します。

the boy running in the park (公園で走っている少年)

the woman talking with Ken (ケンと話している女性)

Who is the man standing over there? (あそこに立っている男の人は誰?)

※ 見分けのコツ:少年は自分で走っている → している側 → running。

使い方②|「〜された」なら -ed

名詞がされる側なら、「された形(-ed)」で説明します。

the bag made in Italy (イタリアで作られたバッグ)

the book written in English (英語で書かれた本)

pictures taken in Kyoto (京都で撮られた写真)

※ バッグは(職人さんに)作られる側 → 「された形」→ made。難しく考えなくても、「する? される?」を考えるだけでどちらか決まります。

📎 気になる人向け|「された形」の作り方
多くは動詞のおしりに -ed がつきます(use → used)。ただし made・written・taken のように形が変わるものも多く、これは覚えるしかないので、出てきたものから少しずつ覚えていきましょう(→ 不規則動詞の一覧)。

使い方③|1語は前・2語以上は後ろ

置き場所は語数で決まります。説明が1語だけなら名詞の前2語以上なら名詞の後ろ。同じ「眠っている赤ちゃん」でも、語数で位置が変わります。

説明の置き場所の図:1語なら名詞の前(a sleeping baby)、2語以上なら名詞の後ろ(a baby sleeping on the couch)。同じ赤ちゃんで説明の位置が入れ替わる。ぺんぺんが解説

1語 → 名詞の前 / 2語以上 → 名詞の後ろ

a sleeping baby 眠っている赤ちゃん)← 1語

a baby sleeping on the couch (ソファで眠っている赤ちゃん)← 2語以上

1語だけの例(そのまま名詞にくっつく)

a used car (中古車)boiled eggs (ゆで卵)/a crying baby (泣いている赤ちゃん)

📎 気になる人向け|関係代名詞・exciting/excited との関係
関係代名詞の「短縮版」と考えてもOK
the boy running in the park は、関係代名詞を使った the boy who is running in the park の who is を省略した形とも言えます。関係代名詞が「2つの文を1つにつなぐ」のに対して、分詞は説明の一言を名詞にくっつける形、というわけです。
意味はほぼ同じで、どちらで言っても通じます。短い分詞のほうが、日常会話ではパッと出やすいくらいです。先に分詞に慣れておくと、関係代名詞に進んだとき「あの長い版ね」とすんなり繋がります。

② exciting / excited も、じつは分詞の仲間
exciting は動詞 excite(ワクワクさせる)が変身した形。runningmade と同じで、名詞について説明します。「ワクワクさせる」映画は an exciting movie、「ワクワクさせられた」子どもは an excited child。感情を表す単語(boring・surprised など)も、この「する側/される側」で形が決まります。くわしくは exciting と excited の違いで。

ぺんぺん
ぺんぺん

「している側は -ing、される側は -ed」って、受け身のときの感覚と同じなんですね!文法どうしがつながって気持ちいいです。

よくある間違い3つ

分詞でよくつまずくポイントを3つ。まずはここに気をつけましょう。

1長い説明を名詞の前に置いてしまう

the running in the park boy
the boy running in the park(公園で走っている少年)
2語以上の説明は名詞の後ろ。「名詞が先」を思い出しましょう。

2される側なのに -ing にしてしまう

a car making in Japan
a car made in Japan(日本で作られた車)
車は自分で作るのではなく「作られる側」。される側は -ed(された形)です。

3関係代名詞とまぜこぜにしてしまう

the boy who running in the park
the boy running in the park(公園で走っている少年)
分詞を使うなら who は不要。who を使うなら the boy who is running と動詞をそろえます。

会話でよく使う 分詞 ベスト3

まずはこの3つを覚えると、今日から会話で使えます。

🥇 第1位| a dish called 〜(〜っていう料理)

使うシーン: モノ・店・場所を「〜という名前の」で紹介。

型: a 〜 called +名前

✅ a dish called takoyaki(たこ焼きっていう料理)
✅ a city called Sapporo(札幌っていう都市)

→ called(〜と呼ばれている)=「された形」。It's a dish called 〜. のように文に入れて使う。

🥈 第2位| something made in 〜(〜で作られたもの)

使うシーン: 買い物・お土産選び。

型: 〜 made in +国

✅ something made in Japan(日本で作られたもの)
✅ the bag made in Italy(イタリアで作られたバッグ)

→ おなじみの Made in Japan も「された形」。I want something made in 〜. のように文に入れて使う。

🥉 第3位| the man standing over there(あそこに立ってる人)

使うシーン: 「あの人」を説明つきで指したいとき。

型: 人 + -ing …

✅ the man standing over there(あそこに立ってる男の人)
✅ the woman sitting next to me(隣に座ってる女性)

→ この記事の主役スキル。Who's 〜?I know 〜. のように文に入れて使う。「あの人」の解像度が上がると、話がすれ違わない。

コン太
コン太

a city called ◯◯ は俺の旅トークの神フレーズだぜ。「札幌っていう都市に行ったんだ」って、名前を後ろにつけるだけで会話がぐっと具体的になるんだよな!

理解度チェック|分詞クイズ5問

カッコの中から正しい方を選んでください。「している側?される側?」を思い出して!

Q1. The girl( singing / sung )on stage is my sister. (ステージで歌っている女の子は妹なんだ)

Q2. This is a watch( making / made )in Switzerland. (これはスイスで作られた時計だよ)

Q3. Look at that( flying / flown )bird. (あの飛んでいる鳥を見て)

Q4. English is a language( speaking / spoken )all over the world. (英語は世界中で話されている言語だよ)

Q5. The man( wearing / worn )a red cap is my father. (赤い帽子をかぶっている男の人は父なんだ)

▶ 答えを見る

Q1. singing(女の子が自分で歌っている → している側)
Q2. made(時計は作られる側 → された形)
Q3. flying(鳥は自分で飛んでいる側。1語なので名詞の前)
Q4. spoken(言語は話される側 → された形)
Q5. wearing(男の人が自分でかぶっている → している側)

まとめ|「名詞が先」で迷わない

英語は「名詞が先、説明はあとから連結」
している側 → -ing(the boy running in the park)
される側 → -ed(the bag made in Italy)
説明が1語 → 名詞の前/2語以上 → 名詞の後ろ
・迷ったら「名詞は自分でしてる?されてる?」
すなお
すなお

分詞が使えると「あの人」「あれ」を説明つきで言えるようになるよ。次のステップの関係代名詞も、じつは「この長い版」。もう半分マスターしたようなものだね!

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