この記事では「英会話」の初心者におすすめの単語帳を選んでいきます。
まず初めにお伝えしたいのが、日常英会話をすることを目標としている人にそんなに単語量はいらないんです。なぜならば、日常会話は100語で50%が成り立っていると言われています。
例:
名詞:I you he she they we
動詞:have get take give
形容詞:good bad
副詞:really very
前置詞:on in at
さらに、80%-90%は中学英語レベルの単語がつかわれるんですね。つまり、中学で覚えた単語これはめちゃくちゃ使います。
一方で、高校で覚えた単語は仕事などを英語でしない限りはあまり使わないんです。
なので、英会話初心者のやるべきことは中学英単語を覚えるということです。
なので、この記事では勉強の仕方を含めて英会話の初心者が買うべき単語帳をご紹介していきたいと思います。
Let’s dive in!
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(おすすめ度☆☆☆)
特徴⇨TOEICに特化したTOEICに必要となる単語が書いてある。
TOEIC対策としては非常に有名な単語帳ですが、ビジネスシチュエーションやフォーマルなシチュエーションで使われやすい単語が多いため英会話には向いていません。
この単語帳に載っている単語のほとんどは中学英単語で簡単且つより口語的に言い換えることができます。なので、「英会話」学習には向いていない単語帳です。
例:
please refer to the map.「地図を参照してください。」
⇨please look at the map.「地図を見てください。」
Tickets are available online.「チケットはオンラインで入手可能です。」
⇨You can buy tickets online.「チケットはオンラインで買えます。」
一番簡単なので、600点レベルなのでビジネスなどでは使いそうな単語が多いです。
日常会話では使わないってことではないですが、「英会話」の学習においては優先度が高い単語は少ないので英会話初心者には向いてないです。
DUO3.0 現代英語の重要単語1600+熟語1000を重複なしで560本の基本例文に凝縮(おすすめ度☆☆☆)
特徴⇨例文がついていて、その文章の中の単語の意味を一つずつ説明してくれる
単語だけで覚えてもなかなか覚えられないので、覚える方法としては文章の中で単語それぞれの使い方を説明してくれるので覚えやすいと思います。
しかし、紹介してくれる単語のレベルが少し高級すぎて新聞を読んでいるようなイメージを持ちました。
例(単語):
The slaves were anxious to alter their destinies.「奴隷達は自分たちの運命を変えたいと切望していた。」
anxious⇨心配する、不安になる。
alter⇨変える
⇨The slaves wanted to change their destinies.「奴隷達は自分たちの運命を変えたかった。」
この単語帳はよく使うイディオムも入ってますが、イディオム(熟語やフレーズ)はパターンも多くここから手をつけるとキリがなくなってしまうので、後回しでいいと思います。
例(イディオム):
I can’t help laughing at him because he keeps on making stupid mistakes.
「彼がバカな間違いを繰り返すので、笑わずにはいられない。」
I can’t help⇨〜せずにはいられない
keeps on -ing⇨〜し続ける
make mistakes⇨間違いを犯す
熟語、イディオムやフレーズに特化した本もたくさんありますが、最近はYouTubeなどにもコンテンツが溢れているのでそんなにたくさん買わなくていいと思います。
1-2冊は文字だと何回も簡単に見直せたりするので、王道のものを持っていても良いとは思いますが、海外ドラマとか映画を見てそこから実際に使われてるものを書き出していった方がより実用的で自然な熟語、イディオムやフレーズを学べるのでおすすめです。
あと、フレーズ集を買うならランダムなフレーズを紹介してる本ではなくて、パターンフレーズを紹介してくれてる本がいいかなと思います。
パターンフレーズっていうのは、日常会話でよく使われる英語の型のことですね。
例えば、
I want to~.「〜したい。」
I’m going to~.「〜する予定です。」
I want to eat sushi.「寿司を食べたい。」
I’m going to play baseball.「野球をする予定です。」
知ってると自分で文章を考えなくても会話でポッと使える型をパターンフレーズと言います。
フレーズで覚えるよりもこういう型を覚えた方が会話では使えますね。
僕のYouTubeでも紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
結論:DUOはすごくいい単語帳ですが、英会話初心者には向いてないと思います。
速読英単語 入門編[改訂第3版](おすすめ度⭐️☆☆)
特徴⇨英文を読んだ後にその例文の単語を次ページで紹介してくれる。
単語帳と読み物の間のような教材です。ただの単語帳じゃなくて、まず100文字くらいの英文を読んでその後に、その中で大事な英単語を書いてくれてるっていう単語帳で、1400語語程度収録されています。
例文の中で単語の使い方を覚えるので単語の意味が頭に入ってきやすく良書であるとは思うのですが、ストーリーが書いてあってその後に単語の解説なので、単語の書き方に法則性がなく、まず基礎単語を頭に入れたいなと思った時に英会話初心者にはちょっとレベル高いかなと思いました。
例えば、「まずはこれから覚えよう!」のようなよく使う名詞・動詞・形容詞がグループに分かれていないので見直しがちょっと大変かなと思います。
ストーリーから単語を選んでるいるのでしょうがないんですけどね。。。
一長一短を言うならば、
長:文章の中で覚えるので単語の意味が頭に残りやすい。
短:グループに分かれていないので、見直しや一通り基礎単語を覚えづらい。
英語力に自信のない人には若干難しいかなと思う内容なので、初級⇨中級に上がるくらいのレベルの方が2冊目などに検討されるような単語帳かと思います。
英会話を基礎からやり直す方の一冊目としては難しいと思います。
システム英単語 Basic<5訂版>(おすすめ度⭐️☆☆)
特徴:単語だけでなく単語毎のイディオムの使い方まで紹介してくれる。
この単語帳の特徴は単語をイディオムで覚えよう!という感じです。(本書ではミニマルフレーズと呼んでいます。)
例:suppose「〜だと思う」⇨be supposed to~「〜することになっている」
パターンで覚えること自体はおすすめなのですが、こういったパターンは無限にあるので、優先順位的には先に基礎単語のみを覚えたいです。
動詞、形容詞、名詞などグループ毎に単語を分けてくれているので使いやすさはあります。
単語レベルもよく使いそうな単語を多く載せてくれています。全部で単語数が1670語あるので、知ってても便利だけどちょくちょく使わなそうな単語もあるかな?というレベルの単語も混ざっているイメージです。
一通り基礎単語を覚えた後に2冊目などでチャレンジするレベルの単語帳等にはいいかなと思います。
ネイティブが1番よく使う英単語100(おすすめ度⭐️⭐️☆)
特徴:一単語一単語のコアイメージと意味を丁寧に説明してくれる
この単語帳はとにかく記載されている単語が少ないんです。
その代わりに最もよく使われる単語のコアイメージを一つ一つの単語で丁寧に説明してくれます。
コアイメージとは。。。
例:
new「新しい」という意味がよく知られていますが、
コアイメージは「新」だけでなく「初」もあります。
These are brand new.
これらは新品です。
That’s new to me.
それは初耳です。
I’m new here.
ここは初めてんなんです。
のようにいろんな使い方ができます。
日本語の「新しい」と英語の “new” は全く同じ意味ではないんです。
なので、コアのイメージ “new” の本当の意味を理解するのが大事なんです。
このようなコアイメージを100個紹介してくれるのが、こちらの単語帳です。
ついでに、僕が製作した英会話の基礎を30日でマスターする英会話学習コースでもコアイメージを学習できます。「喋れる英語」を身につけたいという方はこちらもチェックしてみてください!
英単語ターゲット1200 改訂版(おすすめ度⭐️⭐️⭐️)
特徴⇨一語一義(一つの単語につき一つの意味のみ紹介)でシンプルに必要最低限の単語を学べる。
とにかくシンプルで分かりやすい単語帳です。一つの単語につき、一つの意味しか書いていないので覚えることが非常に明解で英会話初心者にはおすすめの一冊です。
また、動詞・形容詞・名詞・・・のように単語をグループ毎に分けてくれているので見直しや復習もしやすいです。
また、所々に出てくるコラムの単語達も体の部位や衣装の英語での言い方などが書いてあり、こちらも「英会話」ではかなり重要な単語が多いです。
若干熟語・イディオムも入っていますが、数もそこまで多くないのであまり気にしなくて大丈夫です。
ターゲットは別で熟語帳なども出していますが、英会話視点で見るとまず必要なのは単語帳です。単語帳は出せば出すだけ売れるのでたくさんシリーズがあるのですが、基本は一冊を完璧にすればOKです。
その後は、自分で海外のドラマとか映画見ながら実際に使われてるものから覚えていった方が身につきます。
ただ、英語のベースがないと最初は右も左もわからない状態なので、土台だけ単語帳で作ったあげるイメージです。
ターゲットの単語帳は1400は1900もあるんですけど、結構被ってる単語も多いので、たくさん覚えたい人は1400で覚えてもいいですが、僕が見た感じでは英会話視点で言うと。まずは1200で十分な単語量だと思います。
こちらはとりあえず深いこと考えずにシンプルに単語を覚えたい人におすすめです。
価格も990円(税込)と驚きの安さです。
夢をかなえる英単語 新ユメタン0 中学修了~高校基礎レベル(おすすめ度⭐️⭐️⭐️)
特徴⇨学習方法が非常に丁寧に書いてある。
概要:単語チェック⇨単語を書く⇨単語を聞く⇨フレーズでチェック⇨フレーズを書く⇨フレーズを聞く⇨最終チェック
個人的にはあえてこれ通りにやらなくてもいいかなと思いました。
単語を見る⇨文章をその単語で作ってみる
くらいでいいかなと思います。
内容自体は日常会話で使いそうな単語を多く載せてくれているのでおすすめです。
本書では、1週間毎日100語、8週間で800語、あとはUNIT0で日常でよく使う名詞570語で1370語の単語が紹介されています。(このスケジュール通りに学習しなくてもいいと思います。)
Unit0の単語例:体部位、血縁関係、時間、国、前置詞、助動詞、動詞
発音が聞けるCDが付いているので、ターゲットよりも金額は高価になりますがこちらも英会話初心者の方におすすめできる単語帳です。
改訂第2版キクタン【中学英単語】高校入試レベル[音声DL付] (おすすめ度⭐️⭐️⭐️)
特徴:発音を聞きながら覚える。(音声はアプリでDL)
この単語帳、実は私自身が学生の時に一番最初にやった単語帳なので思い入れがあります。笑
単語の載せ方は一個の単語につき一個の意味と一個の例文なので、ターゲットに少し似てる単語帳かなと思います。
コンプトがそのまま本の名前に反映されてますが、「聞きながら覚える。」です。アプリをダウンロードして、音を聞きながら覚えるスタンスの単語帳です。
本書の学習方法に「1日16語覚えてください。。一日1分半でオッケー。」と記載があるのですが少ないです。
私であれば、本書で単語を覚えるのであれば、一日に200-300語を10-15分かけてみて、それを何周もする。という学習方法を採用します。(実際そういった使い方をしていました。)
なぜならば、中学校のクラスメイト理論なんですが、入学式の日ってクラスメイト誰も知らないじゃないんですか?だけど、卒業式の時ってクラスメイト全員のフルネームで言えますよね?毎日3年間会い続けるから嫌でも覚えるんです。そして、当時のクラスメイトの名前って結構今でも覚えてませんか?
なぜならば、長期間で覚えたから。
単語も一緒でたくさんの単語に長い期間触れてると長く覚えてられるんです。なので、毎日たくさんの単語とその意味を見て何周もしてもその単語を何回も見た方が覚えやすいんです。
なので、私なら一日に200-300語を10-15分かけてみて、それを何周もする。という学習方法を採用します。
本書内容についてはグループごとに動詞は動詞、名詞は名詞など纏めてくれてるので使いやすいです。
あとは、掲載されている単語もよく使われそうなものが非常に多いです。
なので非常にいい単語帳なんですけど、学習方法だけ変更して使わせてもらいます。
*こちらもおすすめの単語帳なのですが、ターゲット1200語やユメタン1370語と比較するとキクタンは1600語と掲載単語が少し多いので、頑張れそう!という方にはおすすめです。
まとめ
英会話初心者単語帳一冊目
・ターゲット(シンプルで最安値)
・ユメタン(unit0がおすすめ)
・キクタン(上記2つより単語数が多いので頑張りたい方向け)
上記3冊であれば基本全ておすすめできまが、価格的に試しやすいのはターゲット1200(税込990円)かなと思います。悩んでしまう方はまずはターゲット1200でいいかと思います。
That’s it! | 30日で喋れる英語に。では英会話初心者に必要な基礎を全て学ぶことができます。「英語喋りたいけど何からやったらいいのか?。。。」悩んでいる方はこちらもチェックしてみてください。
You did a great job!!
それでは、今日も英会話を楽しんでいきましょう!
That’s it!
本記事の内容を動画で見たい方はこちらもどうぞ!
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