canの正しい4つの使い方!〜can=「できる」ではない!〜

英文法

この記事では

can 「〜できる」って思ってたら、日本語訳おかしくなったんだけど?。。

can「〜できる」じゃないの?。。

こんな疑問にお答えしていきます!

can「〜できる」というのはcanの本当の意味の50%程度しか使いこなせていません。

なので、この記事ではcanのコアとなるイメージをご紹介し、canを使いこなせるように解説していきます!

結論から、先に言ってしまうと、canのコアイメージは潜在的な可能性です!

潜在的な可能性がある=「〜ができる」という訳として覚えている人が多いのですが、canは日本語の「〜できる」よりもより幅広い意味で使われます。

この記事では、canの用法4つをコアイメージを意識しながら解説していきます!

canのコアイメージ

canのコアのイメージは潜在的な可能性です。

多くの方が,

can「〜できる」だ!

と覚えてしまっているのですが、この覚え方をしてしまうと、

He can be annoying.「彼はうっとおしくなることができる。

このような訳になってしまいます。ですが、canのコアとなるイメージは潜在的な可能性です。なので、この文章は「彼には潜在的にうっとおしくなる可能性がある。」ということを言いたいのです。よって

He can be annoying.「彼はうっとおしいときもある。/うっとおしくなりうる。」

というのが正しい訳です。

このコアイメージを意識しながらcanの4つの使い方もご紹介していきます!

可能性(推量)

ほとんど全ての助動詞にはこの「推量」の意味が含まれいるといって問題ないかと思います。

助動詞毎の「推量」の意味の違いは確信度ですね。canは可能性(60%程度の推量)を表す時に使われます。

must(99%)推量(〜違いない)
will(95%)推量(〜だろう)
would(90%)推量(きっと〜だろう)
should(80%)推量(〜のはずだ)
can(60%)推量・可能性(〜のときもある/〜もありうる)
may(50%)推量(〜かもしれない)
might(45%)推量(もしかすると〜かもしれない)
could(20%)推量・可能性(ひょっとすると〜もありうる)
助動詞の確信度比較表

例えば、先程の例文

He can be annoying.「彼はうっとおしいときもある。/うっとおしくなりうる。」

この例文では、「彼がうっとおしくなる」ことの潜在的な可能性を秘めているという表現になります。

そのため、「彼はうっとおしくなることができる」ではなくて「彼はうっとおしいときもある。」という訳になります。

その他にも

The restaurant can be closed today.「そのレストランは今日は閉まっているかもしれない。」

She can be right.「彼が正しいってことありうる。」

これらの例文も「レストランが閉まっている潜在的な可能性がある。」「彼女が正しいという潜在的な可能性がある。」という表現として使うことができます。

また、

She can’t be right.「彼女が正しいはずがない。」

のように否定系になると、可能性を否定するため「〜であるはずがない。」という強い否定になります。

能力

これがよく知られているcan「〜できる」のcanの一つの訳です。

I can swim.「私は泳ぐことができる。」

I can do it!「私にはできる!」

見慣れてて安心する〜

という使い方ではないでしょうか?これも今まではcan=「〜できる」と覚えていた方も多いと思いますが、コアイメージを意識して覚えるとcanの使い方が頭に定着しやすいです!

潜在的な可能性がある=潜在的な能力がある。

なので、「私は泳ぐことができる(能力がある。)」「私にはできる。(能力がある。)」という訳になるんです!

ぜひ、このコアイメージをしっかり意識して訳してみてください!

また、能力のcanはbe able toやbe capable ofとして置き換えられることもあります。この三つの違いについても

許可

You can use my laptop.「私のパソコンを使ってもいいよ。」

こちらの例文も「〜できる」と訳したら「あなたは私のパソコンを使うことができる。」ってちょっと違和感のある訳になってしまいます。

ここでのcanは「許可」の意味として使われています。

「君には私のパソコンを使うことができる可能性があるんだよ。」と相手に選択肢があることを示すカジュアルなニュアンスでの許可を表現できます。

「許可」と聞くと少し上から目線な表現に聞こえてしまいますが、家族や友達などにカジュアルに使われる表現です。

〜していいよ。

と気軽に使ってみてください!

依頼

Can you open the door for me?「ドアを開けてもらえますか?」

こちらの例文では、相手に対してドアを開けてもらうことは可能ですか?と相手に可能性を聞いています。

なので、「ドアを開けてくれませんか?」と相手に対して依頼する表現になります。

canで相手に依頼をする場合、相手に対してかなり直接的に可能性を聞くため、カジュアルな聞き方になります。

相手に気を使い、丁寧な聞き方をしたい場合はCould you ~?を使うと「ドアを開けていただくことは可能でしょうか?」のような控えめで丁寧な聞き方ができます。

まとめ

canのコアイメージ:潜在的な可能性
1:可能性(推量):〜もありうる。*可能性の否定:〜のはずがない。
2:能力:〜できる。
3:許可:〜してもよい。
4:依頼:〜してもらえますか?

canは日本語の〜できるよりもかなり幅広く使える単語です。

コアイメージからしっかり理解して使うことで皆さんの英語力は格段に向上すると思います!ぜひ、参考にしてみてください!

canと同じように「〜できる」として使われるbe able to やcapable ofとの違いについてはcanとbe able toとbe capable ofの違い〜こんなに違かった!?〜の記事で解説していますので、気になる方はこちらも参考にしてみてください!

この記事が少しでも皆さんの英語学習の参考になれば幸いです。

That’s it!

コメント

  1. […] 詳しくはcanの正しい4つの使い方!〜can=「できる」ではない!〜の記事で紹介しているので、こちらの記事も参考にしてみてください。 […]

  2. […] canの詳しい使い方は以下の記事でも紹介してますので、can「〜できる」と覚えてしまっている方はcanの正しい4つの使い方!〜can=「できる」ではない!〜の記事も参考にしてみてください! […]

  3. […] 詳しくはcanの正しい4つの使い方!〜can=「できる」ではない!〜で詳しく解説していますのでよければこちらも参考にしてみてください。 […]

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