could haveは過去の話に必須!〜3つの使い方〜

英文法

この記事では

Could haveっていつ、どうやって使うの?

てか、実際にネイティブは使うの?

というご質問に対して、いつ、どうやって使うのかを詳しく解説していきます。

先に結論から言ってしまうと、ネイティブは日常の会話で以下のような使い方をします。

Could have 過去分詞 の使い方
1.過去の能力(にできたけど、やらなかった時)相手を責める
2.過去の可能性(実際には起きていないものの、起きたかもしれない可能性を表現するとき。)
3.過去の推量

仮定法”could”と”could have”の違いについて

仮定法?”could”と”could have”の違いって何?

と思われている方に簡単に説明します!例文を使ってこの違いをご紹介します。

couldの使い方については「could」3パターンで完璧に使いこなす!の記事で詳しく解説しているのでよければこちらも参考にしてみてください!

“could”を使った仮定法の表現では

If I had enough money, I could buy a car.「もし十分なお金があったならば、車を買うことができるのになぁ」

現在は十分なお金を持っていないので、車を買えないが、十分なお金があるならば買うことができる。

一方、”could have”を使った仮定法の表現では

If I had had enough money, I could have bought a car.「もし十分なお金があったならば、車を買うことができたのになぁ」

過去のある時点で、十分なお金を持っていなかったので、車を買うことができなかったが、持っていたとしたら、買うことができた。

このように、”could have”は過去のある時点でその可能性や能力があったので、ある条件を満たしていれば、「〜が起こりえた。」「〜することができた。」という表現として使われます。

could haveの発音について

could haveはネイティブが日常会話で使う時は”coulda “(クダァ)のように発音されます。また、”would have” や”should have”も”woulda”(ウダァ)や”shoulda”(シュダァ)のように発音されます。

知らないとなかなか聞き取るのが難しいので、頭の片隅に入れておいてください!

could haveの使い方

それでは実際に”could have”がどのように使われているのか大きく3つに分けて確認していきましょう!

過去の能力

“could have”は「ある条件が揃えばできたのに、実際は揃わなくてできなかった。」または「あることをやろうと思えばできたのに実際はしなかった。」

と過去のある時点であることをやる能力があったけれども、しなかった。または、条件が揃わなくてできなかったという表現をしたいときに使われます。

例えば、先程の例文は

If I had had enough money, I could have bought a car.「もし十分なお金があったならば、車を買ったのになぁ」

条件:十分なお金   出来たこと:車を買えた

しかし、条件が揃わなかったので、車を買うことは出来なかった。と言う表現になります。

また、この用法は喧嘩の際にもよく使われます。

妻

Why were you so late?「なんでそんなに遅かったの?」

夫

I was working overtime!「残業してたんだよ!」

妻

You could have texted me, (but you didn’t.)「一言メッセージ送るくらいできたでしょ!(でもしなかった。)」

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I’m sorry…「ごめんなさい。。。」

このように相手に対して、「やろうと思えばできたのにしなかった。」ことを責める時にもよく使われます。

過去の可能性

“could have”は「あることが起こる可能性があったのだけれども、実際は起こらなかった。」

という状況を表現する時にも使われます。例えば、

Why did you ignore the traffic lights? You could have been hit by a car!「なんで、信号を無視したの?あなたは車に轢かれていたかもしれないのよ!(実際は轢かれていない。)

Why didn’t you follow my order? You could have died!「なぜ私の指示に従わなかったんだ?君は死んだいたかもしれないぞ!(実際は死んでいない。)」

このように可能性はあったけれども、実際には起こらなかったことを表現したい時も”could have”を使います。

過去の推量

また、”could have”は「〜したかもしれない」と過去の推量を表現したい時にも使われます。例えば、

He could have seen his ex.「彼は元カノに遭ってしまったかもしれない。

She could have known about her surprise party.「彼女は彼女のサプライズパーティーについて知ってしまったかもれない。

このように過去に起こったことかもしれない出来事を推量する際にも”could have”を使って表現します。

*こちらの例文は過去の推量と過去の可能性の両方で訳すことができます。

過去の推量

He was so upset today. He could have seen his ex.「彼は今日とても動揺していた。彼は元カノに遭ってしまったかもしれない。

過去の可能性

He could have seen his ex but he didn’t, because he had a new girlfriend.「彼は元カノに会うこともできたでも、会わなかった、なぜならば、彼には新しい彼女がいたから。」

上記のように前後の文章から区別しましょう!過去の可能性で使われる場合、”but 〇〇 didin’t”が文章内で使われることが多いです。

まとめ

Could have 過去分詞 の使い方
1.過去の能力:〜することもできた。(実際はやらなかった。)
2.過去の可能性:〜が起こっていたかもしれない。(実際は起こっていない。)
3.過去の推量:〜したかもしれない。

“could”と”could have”の使い分けは慣れるまではなかなか混乱してしまいます。しかし、どちらの表現も教科書の英語だけでなくネイティブの日常の会話でも頻繁に使われる表現です。

どうしても混乱してしまう人は、まずは、仮定法”could”と”could have”の違いについて」で記載させていただいた”could”と”could have”の例文を書き出して比較してみてください。

何回も読むことで少しずつ理解できてくると思います!

この記事が少しでも皆さんの英語学習の助けになれば幸いです。

That’s it!

コメント

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