この記事では
wouldとused toの違いがいまいちよくわからないな〜
というご質問にお答えしていきたいと思います。
二つとも「過去の習慣」を表し、「以前は〜したものだった。」と訳されますが、この二つには明確な違いがあります。
その違いとはused toが「現在との対比」を表すのに対して、wouldは「話し手の過去の回想」を表すのに使われます。
それぞれの違いを例文を使って解説してきます!
比較的に日常の会話ではused toが使われやすいです!
used toの使い方。
I used to live with my grandma.「私は以前はおばあちゃんと住んでいた。(現在は住んでいない。)」
used toは「現在との対比」を表します。
「現在との対比」とは「以前は〜していたが、現在はしていない。」という状況を表しています。
なので、この例文では以前はおばあちゃんと一緒に住んでいたけれども、今は住んでいない。ということがわかります。
このようにused toでは現在にフォーカスし、過去の習慣を表現します。
wouldの使い方
I would often go to my grandma’s house on Sundays.「私は日曜日によくおばあちゃん家に行ったものだった。」
wouldはused toと比較した際に覚えて欲しい違いが二点あります。それが、wouldは「過去を回想しているイメージが強くなる。」「状態動詞とは使えない。」という二点です。
過去を回想
wouldはwill 、話し手の強い思いを表す助動詞の過去形なので、話し手が過去を回想しているイメージが強くなります。
また、wouldは話し手が過去を回想しているイメージが強い表現ですが、現在の状態・状況については不明となります。
昔は毎週日曜日におばあちゃんの家に行ったものだったけど、現在は行っていないかもしれないし、逆に現在も行き続けているかもしれない。
このようにwouldは過去を懐かしみ・回想するときに使われる表現として使われます。
状態動詞とは使えない
また、wouldは以下のような状態動詞と一緒に使うこともできません。
live/have/know/love/like/be/see/hear/think/hope
なぜならば、wouldは過去を回想しますが、現在の状態・状況については不明であるとの説明をしました。
状態動詞を使って過去の習慣を表現する場合、必ず「以前は〜であった。(現在は〜していない。)」と過去にはしていたが、現在はしていないという意味になります。
なので、現在との対比の意味が含まれるused toとしか過去の習慣の意味で状態動詞を使うことはできません。
例文
There use to be a lake here.「ここにはかつて湖があった」
❌There would be a lake here.
I used to like coffee.「私はかつてはコーヒが好きだった。」
❌I would like coffee.
wouldは「過去を回想しているイメージが強くなる。」「状態動詞とは使えない。」というこの二点がused toとの違いになってくるポイントです。
まとめ
・used to:現在と対比した過去の習慣
「以前は〜したものだった。(現在はしていない。)」
・would:過去の習慣(過去を回想)
「以前は〜したものだったなぁ。(現在の状況は不明)」
*状態動詞とは使えない。
この記事が少しでも皆さんの英語学習の助けになれば幸いです。
That’s it!!
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