wasとhave、過去形と現在完了形どっちも過去の話をするのに日本語に翻訳すると両方とも同じ意味になってしまう。。。

どうやって使い分けたらいいんだよ!
そんなことを思ったことはありませんか?
現在完了という表現方法は日本語ではあまり馴染みのないものなので、理解できないのも当然なんです。日本語は「時制」の概念が曖昧なので、日本人は英語の「時制」が苦手なんです。

今日はそんな、現在完了を過去形と比較して違いをわかりやすくまとめました!
この記事を読んでいただくとで現在完了(have + 過去分詞)の3つ使い方のコアイメージから理解することができようになります!
コアイメージを理解することで過去形との違いを理解できるだけでなく、幅広く現在完了を使った表現ができるようになります!
現在完了と過去形との違い!
先に結論から言ってしまうと、過去形と現在完了の大きな違いは
・過去形:「過去の一点」を表す。 ・現在完了:「過去の一点から現在まで継続している」時を表す。
という違いがあります。

そんなんじゃ、わかりません。。。

ですよね。。。そんな方のために!下の図を作ってみました!

I studied English.「英語を勉強した。」
I have studied English for 8 years.「8年間英語の勉強をしています。」
過去形は赤い過去の点で勉強していたというニュアンスになるのに対して、現在完了を使うことで過去から現在まで8年間ずっと勉強しているということを表現できるのが現在完了です。これを聞くと

結構違うじゃん!
と思いませんか?そう過去形と現在完了は使い方によってはかなり異なる意味になります。なので英語を学ぶ上でこの習得は必須なんです!
それでは、現在完了の3つの使い方と過去形のそれぞれの細かなニュアンスを比較しながら違いを確認していきましょう。
完了(現在完了:have + 過去分詞)と過去形の違い
現在完了というくらいなので「完了」の意味を持ちます。例えば、
I have just finished working.「今ちょうど仕事が終わったんだ」
このように何かが「完了」したことを強調したい時に使うことができます。なぜ強調されるかというと、現在完了は過去から現在までのつながりを表します。
そのため、話している相手は
私が仕事を始めた時(過去の一点)⇨仕事をしている(途中)⇨仕事完了!(現在)
という一連の流れを知っている前提で話をしています。そのため、
I have just finished working.
というと

あの、昨日(過去のある一点)からやってた仕事あるじゃん?
それ今ちょうど終わったんだ!
というように「完了」したことを強調することができます。
一方、
I finished working.「仕事が終わった。」
だと「仕事が終わった」という事実を伝えているだけで、相手は「いつ始めた仕事なのか?」というつながりは知らない前提の言い方になります。
過去形は過去の一点だけを表しているので、過去から現在までの繋がりが見えません。そのため、haveを用いることでちょうど今「完了」したことを強調できます。「完了」の文章では
just:ちょうど already:もうすでに yet:もう、まだ
が文章につくことが多いです!
例文
I have already done homework.「もうすでに宿題を終わらせた。」
I haven’t called my dad yet.「まだ、お父さんに電話していない。」
これらの例文も「やりなさいって言われてた宿題だけど。。。」、「お父さんに電話しなさいって言われてたけど。。」と過去の一点からのつながりを考えると現在完了を使っている意味が見えてきます。
過去形だと過去の一点のみしか表現ができません。
継続(現在完了形:have + 過去分詞)と過去形の違い
「継続」も基本的な現在完了のイメージは同じです。過去のある地点から現在までずーっと続けています。というニュアンスになります。
先程の「完了」は完了したことを強調しましたが、「継続」は継続していることを強調します。例文で確認してみましょう!
I have studied English for 8 years.「英語を8年間もずーっと勉強し続けています。」
過去から現在までの「継続」(つながっているイメージ)を表すので過去形では言い換えることはできません。なので、「完了」の使い方よりも過去形との違いがわかりやすいかと思います。
例えば、この文章を過去形で表そうとすると
I studied English「英語を勉強した。」

このように過去形では過去の一点で終わってしまっているので、今はもう英語の勉強をしていないことになってしまい、現在まで「継続」して行っていることは言い表せません。また、どうしても過去形で表現がしたくて
I studied English for 8 years.「8年間英語を勉強した。」
このように言い換える人もいますが、この表現だと現在を含まない過去の8年間になってしまいます。つまり、過去8年間は勉強したけど、今はしていないという意味になります。
なので、昔から現在まで「継続」してずーっとやってるといいたい時は現在完了「継続」を用いて
I have studied English for 8 years.「英語を8年間もずーっと勉強し続けています。」
と表現します。
ついでに「継続」のhaveは
for:〜の間 since:〜以来
と一緒に使うことが多いです!
例文
I haven’t eaten anything since yesterday.「昨日から何も食べていない。」
経験(現在完了:have + 過去分詞)と過去形の違い
しつこいようですが、「経験」も現在完了の基本的なイメージは同じです。過去のある地点から現在までで経験したことがある。ということを強調したい時に使います。例えば、
I have been to Japan twice.「私は二回日本に行ったことがある。」
このように「経験」したことを強調したい時に使います。もちろん過去形でもニュアンスは伝わります。
I went to Japan twice. 「私は日本に二回行きました。」
こちらは過去形が単純に「〜しました。」という表現になるのに対し、現在完了は「今でもその経験を持っている。」というように日本に日本に二回いきました。という「経験」したことを強調できる表現になります。
「経験」のhaveは
once:一回(かつて) before:以前 ever:今までに
などと一緒に使うことが多いです。
。。。ここで一つの疑問が生まれました。

過去形と現在完了の使い分けはわかった。
しかし、現在完了の「完了」と「継続」と「経験」の違いは何なんだ?。。
現在完了「完了」「継続」「経験」の違い
「完了」は
just:ちょうど already:もうすでに yet:もう、まだ
「継続」は
for:〜の間 since:〜以来
「経験」は
once:一回(かつて) before:以前 ever:今までに
が文章につくことが多いと説明しました。まず、これらの単語が文章の中にないかを探してもらうのがてっとり早いです。しかし、これらの単語が文章内にない時があります。例えば
I have snowboarded in Japan.「日本でスノーボードをしました。」

OMG 「完了」と「経験」どちらかわからん。

ご安心ください。問題ございません。
そんな時の解決法がこちら
訳の後ろに「〜を完了した」「〜を経験した」を付けてみる。
今回の文では
「日本でスノーボードを完了しました。」
「日本でスノーボードを経験しました。」
よりスムーズなのは「日本でスノーボードを経験しました。」つまり経験の使い方なんですね。
もちろんどちらでも意味は受け手次第ですが、(なのでjustとかonceをつけます)なくてもこの手法と判別は可能なので、見分け方のきっかけとして試してみてください!
まとめ
現在完了と過去形の違い 1:完了:過去から現在まで続けてきたことが「完了」した。ことを表現。 (just:ちょうど already:もうすでに yet:もう、まだ) 2:継続:過去から現在まで「継続」してきた。ことを表現。 (for:〜の間 since:〜以来) 3:経験:過去から現在までで「経験」したことがある。ことを表現。 (once:一回(かつて) before:以前 ever:今までに)
wasとhaveの使い方、難しくて英語の勉強大変だよ。。。と思うかもしれませんが”I studied “ではなく、”I have studied” ができるように少しづつ日々学習を続けていきましょう!
この記事が少しでも皆さんの英語学習の助けになれば幸いです。
That’s it!!
コメント
[…] という方は現在完了と過去形の違い!〜現在完了の3つの使い方!〜の記事で現在完了の使い方も詳しく紹介していますのでこちらも参考にしてみてください。 […]