mayとmightの使い分け・違いを徹底解説!

英文法
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この記事では

・mayは「〜かもしれない」って意味じゃないの?

・mightはmayの過去形じゃないの?

という方にmayとmightの本当の意味とその違いをわかりやすく解説していきます!

mayは「〜かもしれない」 mightはmayの過去形。

と覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、この覚え方ではmayとmightを使いこなすことはできません。

mayとmightを使いこなすにはmayのコアとなるイメージをしっかり理解することで、mayとmight両方を使いこなすことができるようになります。

そのイメージとは「許し」です!

このイメージをしっかり理解し、意味を覚えることでmayとmightを使いこなすことができるようになります。

それでは、このイメージをもとにmayとmightの使い方とその違いを解説していきます!

すなお
すなお

mayとmightの違い・使い方はイメージさえ分かれば簡単です!

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mayのイメージ

mayのコアとなるイメージ「許し」をもとにmayの3つの使い方を解説していきます。

1.推量
2.許可
3.祈願

これらの使われ方は一見、意味が全く違うように見えますが、コアとなるイメージ「許し」は一緒ですので、

全く違う使い方。。。

と心配する必要はありません!

推量(〜かもしれない)

ほとんど全ての助動詞にはこの「推量」の意味が含まれいるといって問題ないかと思います。

助動詞毎の「推量」の意味の違いは確信度ですね。mayは確信度が低い推量になります。

must(99%)推量(〜違いない)
will(95%)推量(〜だろう)
would(90%)推量(きっと〜だろう)
should(80%)推量(〜はずだ)
can(60%)推量・可能性(〜もありうる/〜のときもある)
may(50%)推量(〜かもしれない)
might(30%)推量(もしかすると〜かもしれない)
could(20%)推量・可能性(ひょっとすると〜もありうる)
助動詞の確信度比較表

例えば、

I may be late.「遅れるかもしれない。」

ここでmayのコアイメージを思い出してください。

「許し」ですね。自分自身の中で「遅くなる」という選択肢が許されるわけです。なので、「遅れるかもしれない。」という意味になります。

イメージとしては、今まで一つしかなかった選択肢にもう一つの選択肢が許されて、二つになるイメージです。なので、確率としては50%くらいのイメージになります。

だから、これも「遅れるかもしれない。(遅れる可能性が出てきてしまった。)」ってなるわけですね。

こんな感じでコアイメージを知ったうえで訳していくと意味を全部覚えなくても自然と単語を使いこなせるようになっていきます。

許可(〜してもよい)

You may use this car.「この車を使ってよい。」

これもmayのコアイメージ「許し」から訳すことができます。上の立場の人が下の立場を許す。

つまり、許可」という意味で使われます。

上の立場から下の立場への許しとして使われるので、どうしても上から目線なニュアンスが強くなります。そのため、日常生活ではあまり使う機会が少ないかと思います。

そのかわりに「〜していいよ。」とカジュアルな許可を表現したい時はcanを使います。

mayのコアイメージは「許し」であり、どうしても上の立場から下の立場の人への上から目線の発言に聞こえてしまいますが、canのコアイメージは「潜在的な可能性」です。

そのため、相手に「可能性があるよ。」=「〜してもいいよ。」というカジュアルな許可を表現することができます。

例えば、

you can use this car.「この車使っていいよ。」

mayの文は両親が子供に言っているような文でしたが、canにすることで友達に言うようなカジュアルな意味で使うことができます。

canの詳しい使い方はcanの正しい4つの使い方!〜can=「できる」ではない!〜で解説しているので良ければこちらも参考にしてみてください。

祈願(〜しますように)

May the force be with you.「フォースと共にあらんことを」

スターウォーズで有名なセリフですね。

*フォースというのはスターウォーズ内では目に見えないスーパーパワーのことを指して使われています。

この文もmayのコアイメージ「許し」を元になぜこの訳になるのか考えてみます。

「フォース」があなたと一緒にいることが許されますように!と許しを乞うイメージを持っていただくとわかりやすいかと思います。

誰に許しを乞うのかというと神様ですね。英語圏ではキリスト教の割合が多いですが、mayが文頭に来る文は神様など目に見えないものに対して、「許しを乞う=「祈願(祈る)」という意味になります。

なのでスターウォーズでも「フォースと共にあらんこと」というフレーズが目に見えないもの(神様)に「祈る」フレーズのように使われているんです。

このようにmayは祈願「〜しますように」という意味でも使われます。

May you succeed in everything you do.「あなたがすること全てで成功しますように。」

May all your dreams come true.「あなたのすべての夢が叶いますように」

mightの使い方

多くの方が「mightはmayの過去形」と覚えていると思いますが、日常的に使われているmightは実はほとんどmayと同じ「推量」の意味で使われます。

推量(もしかしたら〜かもしれない)

例えば、

It may rain tomorrow.「雨が降るかもしれない。」

It might rain tomorrow.「もしかすると雨が降るかもしれない。」

ほとんどニュアンスは同じになります。

ただ、mightのほうが確信度が低いニュアンスになります。なぜかというとmayが現在形なのに対して、mightは「mayの過去形」と言われています。

過去というのは現在から離れていますよね?

なので、現在から離れている架空の話をするときにも過去形を使うんですね。これがいわゆる仮定法と言われる使い方です。

これをイメージするとmayとmightの違いも見えてきます。

It might rain tomorrow.

は架空上の話になるので、「もしかしたら雨が降るかもしれない。」という意味になります。

そのためmayを使った際よりも確信度が低い表現になるんです。

確信度の差がmayとmightにはありますが、日常生活でネイティブが使うのはmightが多いです。

また、この確信度の差というのはほとんど意識して使われません!

なぜ、日常生活でネイティブはmightしか使わないかというと、mayは上の立場の人が下の立場の人を許す「許可」の意味でも使われます。

しかし、mightにはmayにはある「許可」の意味がありません。

そのため、こんな例文があったとします。

He may come here.「彼はここに来るかもしれません。」

He might come here.「もしかしたら彼はここに来るかもしれない。」

という文ですが、mayで表現すると

He may come here.「彼はここに来てもよい。許可する。」

とも訳すこともできます。なので、推量の意味ではmightを使うことが多いです。

mayの過去形(〜したかもしれない)

また、過去形で「〜したかもしれません」と表現したい時はmightでしか表現することができません。

I might have left my keys on the train.「電車にカギをわすれてきしまったかもしれない。

might=過去形っていうのはこの時のことを言っています。

よくある勘違い
❌I may have left my keys on the train.
*文法的に間違いでそもそも言えない。

❌I might leave my keys on the train.「私は電車に鍵を忘れるかもしれない。」
*過去形ではなくただの「推量」になってしまう。

上記のようにmayで過去の推量を表現したり、mayをmightに変えるなどは「過去の推量」を表現する際のよくある勘違いなので気をつけましょう!

might have+過去分詞の形にすることで、「~したかもしれない」という意味になる。ここが唯一mightがmayの過去形として使われる用法です。

まとめ

mayのコアイメージ:「許し」
1.推量(〜かもしれない)
2.許可(〜してもよい)
3.祈願(〜でありますように)
mightの使い方
1.推量(もしかすると〜かもしれない)
*mayよりも使用頻度は高い
2.mayの過去形:might+have+過去分詞(〜したかもしれない)

コアイメージからしっかり理解して使うことで皆さんの英語力は格段に向上すると思います!ぜひ、参考にしてみてください!

この記事が少しでも皆さんの英語学習の参考になれば幸いです。

That’s it!

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コメント

  1. […] 詳しくはmayとmightの使い分け・違いを徹底解説!で詳しく解説していますのでよろしければこちらも参考にしてみてください。 […]